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MECAROMANIA
今回はちょっとマイナーですがコーポラルミサイルです
これは米陸軍初の核弾頭搭載の短距離誘導弾です
ちなみにコーポラルというのは下士官の兵長クラスの
ことです
コーポラルの場合 一番 驚く点はミサイルそのものより
とても凝ったSupport rackのデザインですね
これがシャーシなんですけど ホッドロットかよ
とツッコミたくなるようなユニークなスタイルです
前輪のステアリングもこのようにきることができ
とてもよく再現されています
この半欠け状のギアも非常に特徴的です
最初に見た時に古いキットなので パーツ割れを
起こしたのかと思いましたよw
この後部のSupport rack基部のメカニズムは
相当に複雑になっています
このギアが噛むことによってSupport rackが
任意の角度を取ることができます
精密なSupport rack
このミサイルのSupport rackはガード/爪が全て
開閉式でしかも二段式に可動しロックします
こんな精密なSupport rackは始めて見ました
このキットの難点は長さです
このキットはとにかくでかいというより長い
そのため作業がしずらいところがあります
コーポラルミサイルも細長いわりに全長が
あるので 途中の接合部から曲がりやすい
こともあります
長さ比べというわけで ドラゴンワゴンと
並べてみました
トレーラーまで含めた全長ではドラゴンワゴンの
勝ちですが 本体だけならコーポラルの方が長いですが
実はこのキットは1/40なので実車ならコーポラル
トランスポーターの圧勝です
またこれはキットのせいではないんですが
実車のデザイン上 左右に分かれたキャビンが
特殊な一本のシャーシーに乗っかるので構造的に
ちょっと不安定です
しかし 完成すると巨大なミサイルSupport rackが
任意の角度が取れるのはちょっと感動的ですね
ただしこれはミサイルランチャーではないんです
V2ミサイルから始まった誘導弾の進化なんですが
ミサイル本体だけではなく システム全体も進化します
それでこのミサイルキャリーも時代を経るにつれて
良くなっていくんですが 例えばスカッドなどに
見られる現行のキャリアーとランチャーの一体方式
への過渡期として まだこのコーポラルでは
ランチパッド/発射台が別になっています
凝ったランチパッド
このランチパッドも転輪が2個ついていて ブームが
四方からミサイルを支える凝ったやり方になっています
またブラストバリアーはV2のものとそっくりで
技術的に完成していたことがわかります
うれしいおまけ
それからとても かわいらしいモバイルレーダー
管制装置もついています
これは天下のレベルの製品ですがこのレーダーの
管制装置のインパネを見ると 夜店などで
売っていたロボットの胸とかに描かれていた
計器類もさほど違っていないことがわかりますw
最後は我が家のミサイルとロケット軍団
左から ラクロス コーポラル オネストジョンです