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148: 修羅場家の日常 2013/11/07(木) 22:04:36.23 ID:2B6Xa4gL

今大丈夫かな?

高校の時、一緒にお弁当を食べるグループの中に
一人だけ男子のA男がいた。

A男はいつもウィダーのパチモンみたいなゼリー飲料か、
林檎丸々一つだけ持って来ていて、
昼休みいっぱい使って飲んで(食べて)た。

皆「お腹空かないの?」と聞いていたけど、
一人だけ「お母さんにお弁当作って貰えないの?
愛されてないんだwwww」と馬鹿にする女子B子がいた。

A男はB子の嫌味を
にこにこして受け流すだけだったけど、
どれだけ周りが諌めても
「だって本当のことだしー」と悪びれないB子に、
遂に行動を起こした。




ある日、立派なお重を抱えてきたA男。

中には色とりどりの和食おかずが
詰め込まれていた。

賽の目状に区切られた白米と
お赤飯なんて初めて見たよ。

運動会に持ってくるような立派なお弁当を前に、
「君(B子)のお母様は凄いなぁ、
毎朝こんな面倒なことせられんわ。
君はよっぽどお母様に愛されとるんやなぁ」
といつものにこにこ笑顔で
言われたB子は黙りこんでしまった。

そりゃそうだよね、毎日冷凍食品の話してればね……

A男にお裾分けしてもらった
たこの唐揚げはとても美味しかったです。


149: 修羅場家の日常 2013/11/07(木) 22:08:21.37 ID:2B6Xa4gL

アッー大丈夫じゃなかった……けど貼ります


その後、お弁当凄いね!と声を掛けたら、
「まぁ本当は僕が作ったんだけどさ」と言われた。



「僕の母に料理なんてさせられんよ、
目玉焼き一つ作れんのに。
うちでご飯作るんは僕やけど、
それで愛されてへんとか決めつけられたくないわぁ」

「僕食べるの遅いし、ウィダー安いし、朝眠いし、もうやらん」と
次の日からはまたウィダーに戻ってたけど、
B子の自慢癖も鳴りを潜めたので、
卒業までA男には感謝しっぱなしだった。

そんな料理上手男子のA男の武勇伝でした。


150: 修羅場家の日常 2013/11/07(木) 22:10:17.04 ID:2B6Xa4gL

あ、A男の京言葉はうろ覚えなので
多分偽物です(自分は関西圏ではないので……)。

ちなみにA男が今の私の旦那……となっていたら良かったのですが、
彼は年上のキャリアウーマンと結婚して今は主夫をやっています。


151: 修羅場家の日常 2013/11/07(木) 22:14:19.08 ID:9newjVs7

料理の腕前を買われて結婚したのかな


152: 修羅場家の日常 2013/11/07(木) 22:15:04.86 ID:sq/43Rzw

賽の目状って、幕の内の押し型のことか。


154: 修羅場家の日常 2013/11/07(木) 22:39:47.14 ID:tUtkBBZ0

>>152
多分、白米と赤飯を千鳥状に詰めたモノと思われる。
割烹料理屋の仕出し弁当並の凄さ


157: 修羅場家の日常 2013/11/07(木) 23:32:16.51 ID:ywrWjmnU

>>150
京言葉だったのか。
中国地方あたりのイメージで読んでたわ。


158: 修羅場家の日常 2013/11/07(木) 23:42:12.62 ID:HKmAE+8f

とりあえずA男の母ちゃんへの愛が
一番なのは分かった


引用元: 胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(120)