229: 修羅場家の日常 2017/07/21(金)14:11:16 ID:Q9t
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自分の衝撃体験。
もう何十年も前の話ですが、
当事自分が勤めていた会社に
Aという社員が入ってきました。
Aは新入社員ではなくいわゆる中途採用です。
しかしAは何を勘違いしたのか、
入社したその日にAの所属とは違う
部署のアルバイトの人達の所に行き
「おらっ、とっとと働けよ!」
「グズ、のろま、そんなんだから
お前らいい年こいて未だにバイトなんだろうが」と
せっつきだしたのです。
みんながポカンとしているとAは
「遅い!貸せ!俺はこの仕事の経験もあるからお前らより上手く出来る!」
とバイトさん達の仕事を奪おうとしました。
まったくの初対面の新入り、
しかも全然部署の違う人間に
そんな事を言われて皆呆然としていました。
流石にその時はチーフに
「この部署の人間しか知らないやり方とかあるから、
入ってきたばかりの人にそんな事されたら困る」
と咎められ、やっとAは大人しくなりました。
この騒ぎでバイトの中には
Aが本社から来た人事か何かの人間かと
勘違いした人も出てきた程です。
これでAはバイト達を部下か何かと勘違いしたのか、
入社したその日から彼らをいじりだしました。
うちの会社は温厚な人間が多く、
特にバイト達は穏やかで大人しい人達が多数だったので、
Aは与しやすしと見たのか日に日に図に乗っていきました。
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以下、Aが中途で入社してすぐやらかした事。
1・職務中に私用電話をしていたバイトの一人をどつく。
どつかれた本人曰く、
電話をしているといきなり後ろから
Aがヌーッっと画面を覗き込んできて
「何しとんじゃ」
突然の事に吃驚していると
「私用電話か」「あ、あの…」「会社でそんなんすんなや!」
確かに私用電話は規則違反ですが
新人のAにこんな事をする権限はありません。
バイトといえどどつかれたのはAよりずっと前から働いている人間です。
2.女性のバイトが
「今夜は夕飯何を作ろう」と話していると
いきなりAが割り込んできてまるでマンガみたいに
「えぇーっ…!!??おま…おま…料理…できんの…??おまえがぁあ!!??」
彼女は後で「Aさんは私の家事の腕なんか知らないはずなのに、
何でこんな失礼な事言われなきゃいけないの」とうなだれていました。
3・男性のバイトが「今度免許更新なんです」と世間話をしていると、
Aがいきなり割り込んできてまた漫画のアクション。
「はぁ!?おまえが!?…うそだろ…免許…持ってんのぉ!!??」
バイトさんが「いや~普段全然運転しないからゴールド免許ですよ」
と言うと「当たり前だろバカ」とまたどつく。
4.社の飲み会なんか行くとAがバイトさん達に
「俺はなぁお前らに辛く当たってるように見えるかもしれないけど
俺は俺でお前らを思って~」とかしみじみ語る。
バイトさん達苦笑い。
知らない人が見ればAがバイト達を束ねている立場に見えたでしょう。
現に、酔った若いバイトを迎えに来た家族の方に
「あの人は新しい上司?」と聞かれました。
いや部署も管轄も違うただの新入りですよと答えたら
「??」という顔をされました。
他A語録。
「いじって欲しい奴は顔に“いじって~”って書いてあるんスよw」
「俺ドSだからw」
「知ってます?ドMの人間のシリにはシッポが生えてるんですよw
“いじっていじって”って振ってるシッポがw俺にはそれが見えるw」
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もっとも衝撃だったのは、
この数週間後、Aの親が逮捕されたという事です。
その際A家が地元ではかなり評判が悪いのが判明。
事件も危うく部下かなにかに冤罪をきせて
有耶無耶になるところだったようです。
そこに来てみんなのAに対する評価は
「なんか変わった人」が
「ああ、そういう人だったんだ…」に変わりました。
この後、嘆願署名など様々な騒ぎが起こり、
流石のバイトさんも切れて、
結局大人数のバイトさんがごっそり辞めました。
Aはいい年こいたバイトと軽く見ていましたが、
皆他に仕事を持っていたり
資格の勉強の為に今だけバイトをしていた人達です。
Aはそんなこと想像もしなかったでしょう。
私もこの騒ぎでうんざりして
この会社を辞めたのでAの現状は解りません。
>>229->>231
そんなのを中途採用した上、
大量離職されてもAを切らなかった
(切れなくても隔離しなかった)
会社が衝撃だ
引用元: 今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その19