998: 修羅場家の日常 2015/06/18(木)15:04:12 ID:x2P
よし、埋めさせてもらおう。
昔、務めてたところがでっかい不祥事やらかして、
複数の関係者逮捕→馘首ということがあった。
割とやばい不祥事だったので、
引継ぎなんかする暇もほとんどなく、
あっという間にいなくなられた感じ。
俺の課は、中でAチームとBチームとCチームに分かれてる。
うまくいえないけど、人事でたとえるなら、
採用チームと給与チームと厚生チームって感じで、
互いに協力することはあっても、普段の業務はほとんど別々。
俺はAチームにいたんだけど、
B・Cが具体的にどんな流れで仕事をしてるかは
あんまり把握してなかった。
知っているのは、誰がどんな業務をしてるか、くらいのもん。
(あいつが給与計算で、こいつが社宅管理という感じ。
実際にはもっと特殊な職種だったので、余計に
他の人の仕事なんてわからんかった)
そんな中で、前述の不祥事勃発。
うちの課でも課長とB・Cの全員が関っていたそうで
(俺を含めてA全員・課長代理は寝耳に水)、
課の3分の1が事情聴取のために会社に来れず、業務が滞った。
ちょうど決算時期だったので、
このままではしゃれにならんことになる。
仕方なしに、他の部課室や近くの事業所から、
うちの課に所属していたことのある人たちに協力を仰ぎ、
来られない連中の代わりに仕事をしてもらった。
自分の仕事と掛け持ちになって残業漬けになった人もいたし、
その人の現在の所属からも
この時期に人をとっていくなんて、とずいぶん恨まれた。
俺のほうも慣れないながら、Bの仕事を受け持つことになった。
自分の仕事とあわせて4人分を担当したことになる。
そうやっているうちに課長とB・Cのうち、
1名が起訴、残りは証拠不十分で釈放されたけど
半分が一度も会社に戻ることなく自首退職し、
それ以外も自宅謹慎(休業)ということに。
自宅謹慎組にメールや電話でもいいからとヘルプを要請したが、
もう心が折れてたみたいで、
まったく手を貸そうともしなかった。
それでもなんとかなるもので、やっと山場を乗り越えた。
よかったなぁと他の事業所の人と
打ち上げに行こうとしたときまでは、記憶がある。
気がついたら病院のベッドの上だった。
聞いてみたら、打ち上げの店まで
会社から近いからと歩いて行く途中に、いきなりぶっ倒れたらしい。
道路のほうに倒れこんだそうで、通りかかった車にぶつかったそうだ。
信号が黄色になる直前で、車も止まりかけだったので、
それ自体はたいしたことなかったんだけど
倒れた弾みに道路で頭を強打し、脳が腫れて意識不明になったとか。
脳圧が下がってからも目を覚まさなくて(後に、過労のせいだと判明)、
医者からは
「最悪の事態も覚悟して欲しい」とまで言われていたそうだ。
余談だが、車の運転手とは示談が成立して、不起訴になった。
あちらに非はないのに、気の毒なことをしてしまったと今でも思う。
結局、怪我は額を少し縫うだけだったんだけど、
過労のほうで内臓と自律神経がずたぼろに
なっていたみたいで、そのまま半月弱入院した。
長くなったけど、会社に復帰して、
自宅謹慎が解けた課長と会ったとき、
その課長の第一声がスレタイ。
課長「変な時期に休んでんじゃねーよ。
新しい人間入れて落ち着かないときによー」
課長代理が激怒して「お前のせいだろうが!」と怒鳴りつけたら、
見事に課長が逆切れしてきて
取っ組み合いの喧嘩になってしまった。
結局、そのまま2人ともまた3日間の自宅謹慎処分になったんだけど、
課長のほうはそれをきっかけに
自首退職を新社長
(俺が入院している間に新しい社長がきてた)から直々に勧められたそうで
その後一度も出社せずに辞めていった。
俺もそのあとしばらくして転職した。
当時の課長代理が独立し、
新しい会社を興したと連絡を受けたので書いてみた。
もうかなりの老齢なんだけど、
今から新しいことに挑戦するってすげーなぁって
他人事みたいに思ってたら
俺にも一緒に働かないかだと。
ちょっと悩み中だけど、多分OKするかな。
前スレの>>998
課長、ロクでもない奴だな
でも課長代理がいい人でよかったね
引用元: その神経が分からん!その8
引用元: その神経が分からん!その9