結果的に上原の野球人生を大きく左右したのは2007年のシーズンなんではないかと思う。
その年のジャイアンツはクローザーが不在。まるで今みたいな状況だった。
そこで白羽の矢が立ったのが他でもない上原。故障で出遅れていたエースを、一軍に戻ってくるなりすぐクローザーに据えた原采配のウルトラC。
想像してみればいい。これは今で言えば菅野をクローザーにするのと同じ。いくら調子が悪かろうが、いくら病み上がりだろうが、圧倒的に能力が高いことが明らかなエースが9回に1イニングを抑えるためだけに出てくる。これが盛り上がらないはずがない。実際スタンドは大いに盛り上がったし、上原も期待に応え55試合に投げ4勝32セーブ4ホールドを挙げてみせた。
入団初年度から20勝を挙げ、ずっと先発が当たり前のエース街道を歩んできた男に訪れたこの転機。
この年の経験があったから、メジャーに移籍し先発としては失格の烙印を押された際にスムーズに中継ぎ、抑えへ転向できたのだろうと推測する。
先発上原のキャリアの後に、いわばもう一花咲かせてみせたのが抑え上原。まるで二人分の野球人生を駆け抜けたかのような21年間。
先発に固執することなく中継ぎ抑えに転じられたから、ワールドシリーズ胴上げ投手なんていう全てのピッチャーが羨む称号も手に入れられた。100勝100セーブ100ホールドは全ての持ち場を経験し、その全てで結果を出してきた誇り高き勲章。その全ての転機はあの2007年だったのではないかと思う。
上原、お疲れさま。
今のメンツで言えば、メルセデスのように投球テンポが良く、菅野のようなコントロールを持ち、どすこいのようにキレ味鋭いフォークを投げるピッチャーだった。老体に鞭打つのがいかにしんどいか同い年の管理人はよくわかる。ゆっくりゆっくり休んでください。
19得点23安打。
こういう試合はやっちゃいけない。プロとして恥ずかしいレベルの失態。
ジャイアンツには何も言うことはない。今日はヤクちゃんにお説教だよ。
今日の試合は、客から金もらってやる興行に値しただろうか?
子供も含めたファンに、プロとして披露するに値した試合だっただろうか?
恥を知れと言いたいし、プロ野球として成立する試合じゃなかったよ。
高校野球の地方予選1回戦とかで、何の競技だかわからないほど大差になるコールドゲームと同じ。ハッキリ言うと「みっともない」よ。
そしてほら。こんな展開になっちゃったから、高木がピッチャーに対して押し出しフォアボールなんて無様な真似したの誰も覚えてないだろ?
言っとくけどアイツ全然大した球投げてないからな。中川や戸根と一緒にするなよ。管理人は1ミリも評価してないから近いうちにボロクソに叩いてやる。
まあ、今日は巨人のことはいいや。
ヤクちゃん、ちゃんとしてくれ。