2024-09-13 Fri
Moi!今日は昨日と同じパターンで朝雨が降っていましたが、お昼にはすっかり止んでいいお天気です。あまりにいいお天気なので雨が降っていたことも忘れるぐらい。最高気温は17度。長袖1枚だと若干寒く感じるぐらいになってきました。そろそろ秋物も出さなければ。
さて、先日友達の家でヤンソンさんの誘惑を作るために奥さんとジャガイモの皮むきをしていた時のこと。その方はフィンランド人らしくジャガイモの皮むき器を使い、私が使う分がないと戸惑っていました。私は逆に皮むき器を使ったことがないので貸してもらっても困っていただろうからちょうどよかったのでした。フィンランド人はあまり長い包丁を使わないとは聞いていたのですが、ジャガイモの皮むきに包丁を使わないのは結構新鮮でした。たぶんその人にとっても”日本人はジャガイモの皮むきに皮むき器でもなくてナイフでもなくて包丁を使うのか”と驚いたに違いありません。
大量のジャガイモを2人で皮むきをし、短冊形に切っている時、話の流れで”私、普段料理しないのよ。”とその人が言ったのです。旦那さんは家人と同様ウィークデーは出張でほとんどいないので、ジャガイモを茹でたり、野菜を切ってサラダにしたり、オーツ麦のミルク粥を何日も食べることもあるのだと。そしてミルク粥がとても好きなのだと。
最初に聞いた時は料理をしないというのは聞き間違いかと思ったのですが、どうやら間違いではなかったようです。
そしてその人は料理が嫌いな訳でも、面倒くさがりな訳でもなく、ただ焼いたり煮たりの料理に興味がない。それだけのようでした。
実際私達が刻んだジャガイモを使った”ヤンソンさんの誘惑”は旦那さんが目分量で味つけしていました。(そして美味しかった。)
私が実家に住んでいた頃、不器用過ぎて卵焼きがうまく焼けないのを見て母に”そんなものも焼けなくてどうするのっ”と叱られ、”焼けなくてもどうとでもなるっ”とケンカしたこともありました。どうも日本だと”女性/男性はこうすべき””こうあるべき”等見えないルールというか暗黙の基準みたいなものがたくさんあったような気がします。フィンランドに来ていてもなおそれが無意識のうちに発動してしまいました。友達夫婦は奥さんが食材の準備をして、旦那さんがその後を担当と分業しているようでした。人はそれぞれ違うのだから料理をしようがしまいが、どんな形でもいいのだ、ということを今回の件が改めて思い出させてくれたのでした。
そして私もそんなにフィンランド人の知り合いが多い訳ではないので知識が偏っているかもしれませんが、女性もフルタイムで働いている人が多いこともあり、夕食など日本みたいに食卓に一汁三菜とか何種類もの料理が並ぶ?並べる?プレッシャーもなく、特にウィークデーは数日同じ料理とか、出来合いのものを買って簡単に済ませるとかという家庭も少なくないようです。もちろん健康に気を遣い、栄養のバランスのとれた食事ができるに越したことはないのですが、フィンランド人はそこまでこだわってはいないようです。時間も限られていますしね。それこそ人それぞれ。ましてや他人がどうこう言う必要も、言われる筋合いもないのです。
こちら(真ん中)がヤンソンさんの誘惑。おいしゅうございました
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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