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記事一覧

鹿の王 水底の橋 上橋菜穂子

オタワルの医術師ホッサルとミラルのその後のお話。残念ながらヴァンとユナは出でまいりません。清心教医術師の真那に故郷の安房那領へ誘われます。何でも姪の亜々弥の病状があまり良くないとか。「ちょっと行ってみるか」と軽い気持ちで安房那領へと旅立ったのですが、これが大変なことになります。東乎瑠帝国では「鳴き合わせ、歌合わせ」という人気の行事があるのですが、実はホッサルたちが到着した頃に安房那領にて開催される...

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鹿の王4 上橋菜穂子

いろいろな思惑が錯綜する最終巻。火馬の民に捕まってしまったホッサルたちでしたが、助け出されてヴァンと病について語らうこととなります。そしてついに出てきました「鹿の王」!飛鹿の習性のことだったのですねえ。ものすごい強い鹿ってことではなかったです。ホッサルたちと別れたあと、ヴァンとユナ、サエは谺主のところへ寄って、お世話になったオゥマたちと再会を果たします。「キンマの犬」と戦うヴァンの異様な強さを見て...

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鹿の王3 上橋菜穂子

ユナは攫われ、ホッサルは捕えられ、散々なところから始まる3巻目。跡追い狩人のサエに導かれ、ヴァンはオーファンが族長である火馬の民の所へ辿り着きます。そしてオーファンの父ケノイは「犬の王」を名乗り、何と彼は黒狼熱を宿した「キンマの犬」を従わせることができるのです!岩塩鉱と鷹狩の襲撃は彼らが犯人だったんですね。今でいうテロです。しかもまだまだ企んでいる様子…。でも悪いことばかりではありません。ヴァンは相...

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鹿の王2 上橋菜穂子

急展開をみせる2巻目です。冒頭から鷹狩に集まったお偉い人たちが犬の群れに襲われます。噛まれた人が多数出て黒狼熱の症状が…。ホッサルたちはてんやわんやです。そして、発病した人たちの経過をみると、どうやらアカファ人は黒狼熱の免疫をもともと持っているようなのです!それは何故なのか?そして最初の発症例が見られるユカタ平原と平原から追いやられた火馬の民。馬とともに猟犬を飼いならす彼らは黒狼熱と関わりがあるのか...

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鹿の王1 上橋菜穂子

文庫化待ってました‼アカファ王国は東乎瑠帝国の巨大な軍事力を前に恭順して属州となり、領主として王藩候を迎えました。西のトガ山脈に住むガンサ氏族出身のヴァンは、部族が東乎瑠帝国と有利に交渉するために死兵の集団独角を率いて帝国軍と戦います。仲間たちが皆殺しにされる中ヴァンは生き延び、奴隷として岩塩鉱で働かされることになるのです。ところがこの岩塩鉱が犬の群れに襲われ、皆噛まれて病が流行しヴァンと幼子ひと...

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プロフィール

コザクライン娘

Author:コザクライン娘
しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)

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