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デブリ取り出し延期と自民党総裁候補者をめぐる偏向報道

 2024-08-30
福島原発の当初予定では、燃料デブリを2021年内に回収するとのことだったが、技術的な問題等で3度の延期を余儀なくされた。
漸く遂に先日の8月22日に回収されるとの知らせだったが、今回もまた延期となった。(延期と云えばこれもそうだ
回収装置の取り付け手順が間違っていたとのことである。

福島原発1号・2号・3号機のデブリは880トンとのこと。グラム換算にすると880,000,000g。つまり8億8千グラムとなる。
一回に取り出せる量は僅か約3g。更には約2週間(14日)かけて格納容器の底に溜まったデブリを取り出す予定だそうだ。
仮にその通り取り出すとなると、(8億8千グラム÷3g)×14日=4,106,666,666日=11,251,142年。
つまりは約1120万5142年の途方もない年月を要する計算となる。
3gは耳かき約一掻き分と云われている。

勿論回収技術も進むだろうから、いずれは更に早まると期待できるが、問題なのは取り出したデブリなど、放射能ゴミを最終処分する場所が決まるのか否かだ。
ガラス固化体にして地中深く埋めるとのことだが、そもそも日本は地震超大国、地殻の変動は日本全土にその可能性がある。
いずれにしても、デブリの取り出しは廃炉作業の中でも最難関と云われ、大変重要な作業項目の一つだ。本来なら東電の最高責任者が立ち会うのが筋というものである。

新聞の紙面には「デブリ取り出し中止」の記事の直ぐ下に、「柏崎刈谷再稼働へ前進」との記事が載っていた。
東電のトップはその日に柏崎市長と面会し、柏崎刈谷原発6号、7号機の再稼働5年以内としていた期限を、2年以内に短縮すると正式に伝えたそうである。
因みに、放射能の壊変による半減期は長いもので100億年超とも云われている。
トップの姿勢を問いたい。

トップと云えば、与党のトップ、自民党の総裁選に向けて過去に例を見ないほどの候補者が出馬の意向を示している。
最終的には推薦者数(20人)の壁により、振り分けられるだろうが、いずれにせよ自民党の裏金問題などへの政治不信により、今後はかなり厳しいだろう。
いずれにしても、総裁に相応しい人物は「反社の官人胥吏」ときっちりと対峙でき、主権者たる我々一般国民の為を最優先に考え、災害大国日本のレジリエンスをしっかりと高められる人物が望ましい。

そんななか、総裁候補者は現在11人の面々がマスメディアで紹介されている。
しかしながら、以前から候補者として意欲を示している人物(青山繁晴氏)が他にいるにも係わらず、排除しているように見受けられる。
これは問題であり、報道のあり方として不適切であると云わざるを得ない。
そのことがネット上で騒がれ始め、問題視されたことを受け、今になって漸く、付け足したように報道されるようになった。

それと同じようなことが、立憲民主党の党首選でも見受けられる。正しい財政観を持つ江田憲司氏も同じように、取って付けたようにほそぼそと報じられている。
両名とも積極財政を唱える国民主権論者(私の印象だが)である。
これら一連の報道機関の対応は、明らかに国民の知る権利を阻害し、民主主義の根幹を揺るがすことになりかねないと云わざるを得ない。
対象者が総裁の適任者か否かは別として、公平中立に扱うべきであり、また、全てに於いて真実を報道すべきである。


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