久保建英がG大阪戦でファンを魅了 去就については「ここでする話じゃない」と明言せず
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<国際親善試合:Rソシエダード1-0G大阪>◇25日◇パナスタ

 スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)が、G大阪との親善試合で2万人超の観客を魅了した。

 左ウイングで先発した久保は、後半8分までプレー。ボールタッチする度に観衆から大きな歓声を浴び、前半13分に右サイドで2人をかわした場面や、同14分の柔らかいタッチでの浮き球のコントロール、同43分のミドルシュートにはスタジアム全体から特に大きなどよめきの声があがった得点につながるプレーこそなかったものの、久保は多彩なプレーで大阪のファンを楽しませた。

 試合は後半19分にDFアリツ・エルストンド(30)が得点したRソシエダードが1-0で勝利した。

 試合後取材に応じた久保は「今日は正直きつかった。5日前まで日本にいて、やっとスペインになれた頃に帰ってきて、着いたのも一昨日の夜だった。すごいタイトだった」とコメントした。それでも強化しているスプリント力も披露するなど、存在感を発揮。「僕は4~5回しか練習していなくて、車で言えば試乗みたいな感じだったけど、コンディションは思ったり良かったので『後半もう5分ぐらいプレーさせて』と監督に言ってプレーさせてもらった。コンディション自体はいい滑り出しかなと思う」と話した。

 久保は注目される自身の去就に関しても対応。昨日ジョキン・アペリバイ会長(58)が久保へのオファーを認めながらも「タケはここに満足している」と話していたことについては「その通りで合っていると思います」とし、新シーズンに向けては「ここ2シーズン取れていない2桁得点っていうのを失速せずに狙っていきたいというのが一番で、その上でチームの結果が出ればベスト」と意欲を見せた。

 一方で注目が集まる自身の去就については「クラブとしては良い話なんじゃないか。僕含め、いろんな話が来るっていうのは、クラブが成長するために良い話。だた、クラブとしては気を引き締めて、僕含め良い選手の慰留っていうところに尽くしていくべきなのかなと思う」とコメントした。

 今夏での移籍については「それはここでする話じゃない」と明言しなかった久保だが、ビッククラブでのプレーを希望する思いも口にした。

 「いつもビッグクラブでプレーしたいからバルサ(バルセロナ)に行ったわけですし、ビッグクラブでプレーしたいから日本に帰ってからまたチャンスがあったからレアルに行った。それは僕だけじゃなく、誰しもがプレーしたいんじゃないですかね。(リバプールの)遠藤(航)選手や(バイエルンの)伊藤洋輝選手も即決していると思うし、ビッグクラブでプレーしたいっていうのは選手としては当たり前だと思います」。

 その移籍がいつになるか、久保の去就は引き続き注目を集めることになる。


【Real】久保建英応援スレ part1278【Sociedad】
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