09/08/04
地方新聞の支局に勤めていた方から聞いた話です。
新聞社にもたまに変な人が来るそうです。
どう変かというと
「あの事件の犯人は自分だ」
と主張するそうです。
いまだに
「3億円事件の犯人は自分だ」
と言ってくる人や、すでに犯人が逮捕された事件の犯人は冤罪で、自分こそが真犯人だと言う人までいるそうです。
ある日、人を殺したと自称する人が来たそうです。それはバラバラ殺人で、遺体を風呂場で切断したとか公園のゴミ箱に分散して捨てたとかという話をし始めました。
ただ、その記者さんがいたのは田舎の県なので、そんな事件は過去十数年間にもなかったはずなのです。そのへんを問いただしてみたところ、この県での話ではなく東京での事件だという話でした。
なぜこんな田舎まで来て、そんな話をしようと思ったのか、と聞くと都会では“監視の目”があるからダメだ、と言いました。
記者さんは、ああ来た来た、やっぱり頭オカシイ人だと確信し、早く話を切り上げようと思い、矢継ぎ早に質問をすることにしました。
「なぜ殺したのか」→「死んでしかるべき人間だからだ」
「それはどういう意味か」→「それは言えない」
「なぜバラバラにしたのか」→「わかる人にはわかる見せしめの方法だ」
「わかる人とは誰か」→「それは言えない」
という感じで、イマイチよくわからないうえに突っ込んで聞くと「言えない」の一辺倒になるのです。
それに、なぜ自首しないのかと聞くと、
「はっ(薄笑)警察なんか意味がない」
と心底バカにしたように言うのです。
ではなぜここに来て話そうと思ったのかと聞くと、少しの沈黙があった後で
「せめて誰かに聞いて欲しかった」
としみじみと言うのです。
もう完全に怪しげにしている記者さんの態度を感じて、その男は
「忙しいときに時間を取らせて悪かったね…」
と言い、帰っていきました。
頭がおかしい奴には困ったもんだな、と思いながらも、内容があいまいすぎるので特に気にも留めていませんでした。
ところが、1週間後、その自称犯人と予期せぬ形で再会することになりました。
身元不明の溺死体があがったとのしらせで取材に行くと、死体はあの自称犯人の男でした。あの日と全く同じ服装だったのです。
調べによると身元がわかるようなものが何もなく後日、行方不明者などと照合してみても該当する人がいないため結局、身元不明者があやまって川に転落して死んだ事故死として処理されました。
その記者さんは
「今でもその溺死は99%偶然だと思っている。でも、万が一“監視の目”っていうのが本当のことで、我々のあずかり知らない闇の社会があるのではないかと思うと『その男は1週間前にウチの社に来ました』、とは警察に言えなかった」
と言っていました。
僕もこの話を聞いて、本当に何かの陰謀があったのではないかと思い、なんだかゾッとしました。
コメント
コメント一覧 (49)
勿論無策に飛び込むのではなく。
自分頭悪し
わざわざマスコミ関係者に話しに来るというのは、もう生きる気が無かったんだろう。
自首するとか、ありのまま記者に話すとかしなかったのは、捕まってしまうと自分で命を絶つ自由も奪われると思ったからだろう。
よって、他殺の可能性は無し。
すべて「だろう」なのに、最後だけ「無し」ってのはなぁ…
まったくおんなじこと思ったw
実質何にも話して無いも同然だし。
記者にどんな幻想を抱いてるんだ
そのほうが話として面白いから、という解釈しかできないわな
だから会社も時間も金も出さないし、自費で調べてもガッカリするだけ
自分が有名事件の犯人だとか、人頃しだとか言ってくる人ってたくさんいるぞw
嘘ついてる奴と本気で自分がやったと思い込んでる糖質系ね
今回は後者で、自分の脳内で作った罪の意識に苛まれての自殺か、自分の脳内で作った追っ手から逃げようとして落ちた事故のどちらかだろ
こういうのでドラマや漫画みたいな黒幕がいてスクープ手にする、ってのは宝くじに当たるようなもんだw
そこを頭と足使って当たりを掴むことこそジャーナリストじゃないのか?
誰かが発表したことを多少いじって紙面構成するのも仕事かも知れないけどさ。
ジャーナリストだって霞食って生きてる訳じゃないんだけど
糖質の手前の、発症はしてないけど糖質的な物の考え方をする統合失調型人格っていうのがあるけど、記者だけでなく記者からの又聞きだけであったのかも!なんて思い始める投稿者も凄くその傾向が強い人間だと思う。
マジで糖質手前のオツムだわ。
糖質の妄想だったんじゃないの?
釣りのし甲斐があったというものだ。
警察にはひた隠しにする。自惚れるなよ、自称社会正義屋のアホ共めが。
じゃなければ、SERNかもしれないな
エル・プサイ・コングルゥ
肩の荷が下りて気が抜けて足を踏み外したのか、言うべき事を言ってこの世に未練がなくなって入水したのかは分からないけど、事件ではなく事故か自サツってとこかなあ。
この記者も相当なアホじゃん
その●チ●イが身元不明の変死者として発見されても、余り、関わりたくないのだろう。
事故ってのは出来過ぎだけど、ジサツならありえるでしょうに。
そんなだから地方新聞記者どまりなんだよ。
> 「忙しいときに時間を取らせて悪かったね…」
> と言い、帰っていきました。
糖質の可能性大だが、空気読める人だったんなら本当の事言ってる可能性も。
監視の目ってのは宗教団体なのかな。
もしくは何らかのまとまった組織だよな。
そいつらに依頼されて、勿論本人も同意だったからさつ 人。バラバラに。分かる様な証拠を残したつもりでも警察は犯人特定出来ず。
依頼側組織の目があるから警察に自首することも出来ない。邪魔されるか、その前に頃される。だから田舎に来て告白。
しかしそれをその団体に発見され、洗いざらい話して来た事を告白すると矢張り頃された。
こんな流れだろう。
全く有り得ない話でもない。
なんせ日本は創価やオウムが大きくなってしまう様な国だからな。
さすがに三文記者にすら相手にされなくなってきてた所に、
報告者の、テケトーにあしらうような態度で絶望して
とっくの昔にやっとくべきだった事をやった。すなわちジサツ
記者が死んだ男から重要な情報を聞いたかもしれないと、「監視の目」に思われることが生命の危険に繋がる
だから記者は沈黙を選んだ
マジでこんなことも分からんの?
糖質だからこそ事故もありうるぞ。
見えないなにかから逃れようとして落ちたとか、逃げるために飛び込んだが溺れたとかな。
安田純平さんなら頑張るだろうな(笑)
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