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芸怖 No13 森公美子『日本人形・会いに来た友人・歌う幽霊・マンションの管理人』

芸能界でも屈指の霊感を誇り、
数々の恐怖体験をしてきた森公美子さんの心霊体験談をまとめてご紹介します。
数が多いので前編・中編・後編に分けた「後編」をお送りします。


森公美子さん心霊体験談「後編」
FILE.7「日本人形」
FILE.8「会いに来た友人」
FILE.9「歌う幽霊」
FILE.10「マンションの管理人」



■FILE.7「日本人形」
森公美子さんと友人三人で旅行に行った時の事です。

とある有名な旅館で一泊する事になっていました。
寝床は結構な広さの和室で、生け花や掛け軸、
そして日本人形が飾ってありました。

四組みの布団に各自潜り込むと、
疲れからか一人、また一人と眠りに落ちていきました。
森公美子さんも眠くなってきた時フとある事に気が付きました。

四人で寝ているのに聞こえてくる寝息がなにか多い気がする。
「おかしいなぁ」と思い部屋を見回して見ると、
友人達は気持ち良さそうに眠っています。

「気のせいかな」そう思いながら寝返りを打つと、
フと目に入ってきたモノが…。
赤い着物の日本人形です。

「最初に見た時は確か舞を模したポーズだったのに何か変だ」
おまけに物音まで聞こえてきます。

「フーッ、フーッ、フーッ」息苦しそうな呼吸の音。
「バサッ、バサッ、バサッ」これは何の音?
目を凝らして人形をよく見てみると…動いています!

両手をゆっくり上げては降り下ろす
両手をゆっくり上げては降り下ろす、その繰り返し。

そしてその度に「フーッ、バサッ、フーッ、バサッ」
森公美子さんは思わず小さな声を上げてしまいました。

その声に気付いたのか、人形は久美子の方にゆっくりと向き直ります。

そして一言。

「見るな」

森公美子さんは気を失ったそうです。



■FILE.8「会いに来た友人」
森公美子さんが或る日昼寝をしていると、
フと肩を触られたような気がして目が覚めたそうです。
顔を上げると目の前に友達が立っていました。

(公)「?アレ、Aちゃんじゃない、どうしたの」

(友)「今日は公美子ちゃんに逢いに来たの」

(公)「でも、あんた此の前亡くなったんじゃなかったの?」

(友)「うん。あたしね、お化けなのよ」

(公)「へー、でもあんた足有るよね。お化けって足は無いんじゃないの?」

(友)「今見えてるのは、あなたの右脳にあたしの映像を送っているからなのよ」

(公)「そうなんだ、それで何故ここに出てきたの?」

(友)「今日は公美子ちゃんにお願いがあって来たの。
あたしのお母さんがあたしが亡くなった事をずっと悲しんで居るから、
あたしが亡くなったのは寿命だったのだから何時までも悲しまないでと言っていた、
と公美子ちゃんから伝えて欲しいの」

(公)「でも、それなら自分でお母さんの所に出て伝えれば良いじゃないの」

(友)「そうしたいけど、出来ないの。この世界の人の前に出てくるにはタイミングが有って、
何処でも誰でも良いと言う訳ではないの。
今、この時間に公美子ちゃんでなければ駄目なのよ」

(公)「分かった、でもお母さんこんな話信じてくれるかなあ?」

(友)「私もそう思うから、この事を言えば信じてくれると思う」
   「実は私が亡くなる数日前、友人2人とお茶したの。
その時彼女達が私に会社の事とか色んなグチを話してくれたのよ。
その内容を言うからそれを伝えれば本人たちしか分からない事を
公美子ちゃんが言っていると言う事で信じてくれると思う」

(公)「判った、ちゃんと伝えるわ」

(友)「有難う、でも公美子ちゃんは忘れっぽいからね。
私の言った事を忘れないように紙にでも書いておきなさい」

(公)「でも、書いておく紙が見当たらないの」

(友)「そこに有るティッシュの箱に書いておきなさい」

と言われティッシュの箱に書き、後から見たらちゃんと残っていたそうです。

森公美子さんは全く恐怖は感じなくて、
彼女(霊)と30分程話していたそうです。
彼女が帰った後で、自分は夢を見ていたのじゃなかろうかと思い
ティッシュ箱を見たらちゃんとその時のメッセージが書いてあったらしいです。



■FILE.9「歌う幽霊」
森公美子さんが話していた心霊話です。

イタリアに人前でアリアを歌う幽霊が出るそうです。
朗々とオペラを歌ってパッと消えると
見物人が「ブラボー!」といって拍手するそうです。
日本では考えられない対応ですね。



■FILE.10「マンションの管理人」
当時、森公美子さんがお住いのマンションは、
一階に、仮眠もできるような管理人室がありました。、

ある日森公美子さんが、飲んでほろ酔い気分で帰ってきたら、
管理人室からおじさんが出てきたんだそうです。

森公美子さんは上機嫌でおじさんに挨拶。
おじさんも嬉しそうで、ちょっと部屋でお茶でもどうぞ、
と招き入れてくださったそうです。

部屋は整然と片付いた一人部屋で、
テーブルやソファーなどもあったそうです。

森公美子さんは、
「住み込みで、マンションの管理をされている方なんだわ」
と納得して、元来が人懐っこい性格ということもあって、
おじさんに持っていたワインを振舞ったり、楽しく時をすごしたんだそうです。

帰り際におじさんは、
「またいらっしゃいね」といってくれました。

森公美子さんは、その後も何度か管理人室に立ち寄っては、
料理を作っておじさんにご馳走したり、
あるときは、自分の友達も呼んで、みんなでワイワイ過ごしたりしました。
その時、いつもおじさんは楽しそうだったんだそうです。

そうして幾日か経ったころ、
例によって森公美子さんがおじさんの部屋にいるとき、
ふと、彼女はインスタントカメラを持っていることを思い出して、
おじさんに「一緒に写真を撮ろうよ!」と誘ったそうです。

おじさんは、何度か辞退していたものの、
ちょっと酔った森クミさんの強引さに負けたのか、
二人でツーショットで写真を撮ったのだそうです。

しばらくしてその写真が出来上がりました。
焼き増しして、おじさんの部屋にもって行った森公美子さん。
部屋をノックしたところ、知らない女性が出てきてビックリ!!

部屋の中の様子も全く違い、事務的なものばかりある、狭い管理人室でした。

森公美子さんは、とりあえず事のいきさつを話してみました。
その女性は、今マンションの管理を任されているのは自分で、
そういう男性はいない、と言うのです。

森公美子さんは、写真のことを思い出し、
持ってきた写真を女性に見せました。

すると、女性が言いました。

「この方は、ここのマンションに一人で暮らしていた方で、
だいぶ前に亡くなられましたよ」

森公美子さんは、信じられなかったそうです。

だって、お酒も二人で飲んで、一回だけならともかく、
何度も何度も遊びに来て、友達だっておじさんと会っているのに・・・・。

それまでも霊体験のあった森公美子さんでも、
霊体験にしては、リアルすぎるしおかしい!!!
と半信半疑のまま、その日は床についたそうです。

その夜、ふと目を覚ますと、
ベッドの横におじさんがいて、森公美子さんに声をかけました。

おじさんは、
「遊びに来てくれてありがとうね、でも、
もう会えなくなっちゃったんだ。元気でね。」
と言うと、消えてしまったそうです。

森クミさんはスゴイ涙を流しながら、呆然としていたそうです。