ホームでまったく勝てず、完全に外弁慶と化している我が清水。エスパルスの状況を、J1全体の中で照らしてみるとどんな感じになるかと思って、上掲のようなグラフを作ってみた。第12節終了時点の1試合当たりの平均勝ち点を、ホーム戦とアウェー戦に分けてチーム別に図示したものである。
この作業をやってみて分かったのは、「ホームよりアウェーの方が好成績」というチームが、意外に多いことだ。上位ではガンバ、柏、鹿島なんかがまさにそう。鹿島に至っては、アウェー全勝だけど、ホームでは2勝5敗というチグハグな状況だ。逆にホームで圧倒的に強いのが、鳥栖、札幌といった辺境系(と言っては失礼だが)のチームであり、やはり移動距離等がホームに有利に働いていることをうかがわせる。なお、明日対戦するマリノスも、内弁慶だ。
ちなみに、第12節終了時点で、J1全体の1試合当たり勝ち点平均値は、ホームチームが1.35、アウェーチームが1.43で、やはりアウェー優位だ。以前小耳に挟んだことがあるが、Jリーグはホームアドバンテージが少ない(むしろディスアドバンテージ?)、世界的に見ても珍しいリーグだそうだ。国土が狭く、交通網が発達していて、地域的な文化差もあまりない国ゆえだろうか?
そんなわけで、ホームで勝てない清水の現状は、必ずしも「前代未聞の珍現象」というわけではなさそうだ。ただ、グラフに見るように、現時点での清水のホーム平均勝ち点はわずか0.40で、リーグ最低の恥ずべき状況であることは間違いない(再三申し上げているとおり、エコパの磐田戦を「準ホーム」的な試合だったと位置付けると、清水のホームとアウェーの逆ザヤはさらに大きくなる)。勝ちやがれ、そろそろ、マジで。
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