20170527goals

 清水が得点をとったすぐ後に失点しがちということは、天下周知の事実である。サポですら認識している事柄であり、清水の首脳陣や選手たちも当然のことながら骨身に染みて分かっているはずである。にもかかわらず、またしても得点直後に失点した。1:1の状況が、わずか2分しかもたなかった。前節の浦和戦の「一気3得点」のイメージが強すぎたのか、「ここで畳みかけよう」と、不用意に前がかりになった。その結果、絶対フリーにしてはいけない敵のマルティノスを、ノーマークで放置してしまう。横浜の攻撃は、それなりにストロングもなくはないものの、浦和や川崎のような「分かっていても止められない」というのとは全然違う。齋藤とマルティノスを密着マークして動きを封じてさえしまえば、そこから先はコンビネーションも何もないから、だいたいそこでお終いという攻撃である。DAZNの実況では横浜の2点目を生んだマルティノスのクロスを「スーパークロス」などと絶賛していたが(相変わらず酷い実況だった)、大好物のスペースを与えれば仕事をするのは当たり前のプレーヤーであり、問題は清水の側の甘さに尽きる。

 まあ、テセは「負けてなお収穫があった」というようなことを言っていたので、もしかしたら今後は、「清水が得点したあと、5分間は攻撃禁止。全員自陣で守備」というような約束事ができるのかもしれない。ぜひそうしたらいいと思う。

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