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 「エスパルスドリームハウス5店舗閉店のお知らせ」という情報に、ざわついているサポさんも少なくないだろう。以下の店舗が、2020年9月23日をもって閉店となるということである。

  • SDH静岡葵店 (静岡市葵区相生町12-18) 
  • SDH静岡駿河店 (静岡市駿河区恩田原2-4) 
  • SDH藤枝店 (静岡県藤枝市青葉町1-1-23) 
  • SDH富士店 (静岡県富士市久沢237-3) 
  • SDH駿東店 (静岡県駿東郡清水町卸団地313)

 これは、以前から検討が進んでいたものなのか、それとも新社長が経営にシビアな人なので今年に入ってから急に決まったものなのか?

 経営的な判断としては、分からないでもない。何しろ、大型書店ですら、ほとんど街から姿を消しつつある昨今だ。ドリームハウスも、単体として見れば、赤字だったのかもしれない。クラブのショップは、客単価は相応に高いかもしれないが、回転が悪く、それでいて便利な場所になければ意味がないので、家賃や人件費といった固定費と、売上とを天秤にかければ、どうしても赤字になってしまうのかもしれない。時代の流れに沿って、ネット販売に切り替えていくという判断は、合理的ではある(物販はアパレルが主体なので、やはり手に取ったり試着したりして選びたいというのはどうしてもあると思うが)。

 ただ、オフィシャルショップには、情報・ブランドの発信拠点という意味もあるはずだ。それがなくなるというのは、エスパルスのプレゼンスを確保していく上で、重要な武器が失われることになる。

 特に気になるのは、旧静岡市(葵区・駿河区)におけるプレゼンス低下の恐れである。清水区の皆さんはなかなか実感が湧かないかもしれないが、たとえば静岡駅周辺におけるエスパルスの存在感は、泣きたくなるくらいに希薄である。新幹線で静岡駅に降り立った時に、ここがエスパルスのホームタウンとは、とても思えないくらいである。葵区のドリームハウスがなくなることで、その嘆かわしい現状がさらに悪化することを、強く危惧する。

 当然、クラブとしてもグッズ販売をおろそかにするつもりはなく、ネット通販と、SNS等を通じた訴求を従来以上に強化していくということなのだろう。その部分が弱体だと、先細っていくばかりなので、ぜひとも抜かりなくお願いしたい。

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