2024年09月16日

L.A.大捜査線/狼たちの街

L.A.大捜査線/狼たちの街

2024.Sep.07
☆☆★★★
IMDb Ratings
アメリカ合衆国秘密捜査官のチャンス(ウィリアム・ピーターセン)とその相棒ジミー(マイクル・グリーン)は、よく息が合うコンビだったが、定年退職を2日後に控えたある冬の日、ジミーは射殺死体で発見された。長年追い続けた偽札犯人エリック(ウィレム・ダフォー)を追いつめた結果の惨劇だった。命がけの仕事の上では最高の相棒、そして私的にも親友であったジミーの死体を前に、チャンスはエリックへの復讐を誓った。新しく相棒になったジョン(ジョン・パンコウ)と行動を再開したチャンスは、手始めに空港で偽札を使用した男を捕まえたところ、名をカール(ジョン・タトゥーロ)といい、偽札の運び屋でアタッシュケースには1000万ドルの現金が詰まっていた。刑務所に収容されたカールを訪ねたエリックは、いつ自白するとも知れぬカールの様子に不安を抱き、弁護士のマックス・ワックスマン(クリストファー・アルポート)にカール保釈の相談にいく。同じ頃チャンスは仮釈中の女情報屋から、ワックスマンが偽札をさばいていることを聞きだし、彼を追いはじめた。ワックスマンの事務所を見張り始めて3日目、エリックの愛人のビアンカ(デブラ・フューアー)が事務所を訪ねてきて、ワックスマンを誘惑する。その時、突然、エリックが現われ、金庫から金を奪うとワックスマンを殺して逃げた。事情を察知したチャンスは事務所に飛び込み、偽札の取り引きの暗号が記されているメモを入手。再び女情報屋から、盗品のダイヤを買うために5万ドルを持ってバイヤーがロスに来ると聞いたチャンスは、エリックに依頼した偽札の前金3万ドルをそれに当てようとバイヤーを襲撃したが、実は彼はFBIの囮捜査員で、追跡してきた謎の取り引き相手に殺されてしまう。

ジェラルド・ペティーヴィッチの小説『L.A.大捜査線』が原作。偽札犯に殺された相棒の仇を討つべく、法を逸脱して犯人逮捕に躍起になる捜査官の生き様を描く。違法と言うより、犯罪を犯しながらの捜査なのだが、さすがに捜査官にここまでやらせるのはどうなのか。善人だったヴコヴィッチ捜査官も脱皮しちゃうバッドエンドは良いとして。本作のウィレム・デフォーのセクシーさは驚きで、事実上の主役だった。デフォーは本作で注目を浴び、翌年の『プラトーン (1986)』で国際的評価を獲得したのだな。本作のために作った小道具の偽造紙幣の一部が流通してしまって、回収に結構な時間がかかったのだとか。
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posted by どん at 18:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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