ゲレンデはお馴染みタングラムスキーサーカス。世の中の少子化が嘘のようにチビッコたくさん。バイキングレストランは幼稚園の運動会のよう、夜の売店もお金を握りしめ、お土産を抱えた小さいのが、レジに長蛇の列。「初めてのお使い・団体編」のようでした。可愛いいんだけどね。
初日はナイターのみ滑走、2日目は快晴の下、朝からナイターまで滑り膝が外れそうになりました。天気が良いので景色も見事。黒姫・妙高等の山々がスカッと見え、夕景も見事。まるで信濃のマッターホルンでした(褒めすぎ?)。
雪質も新雪2日目みたいな感じで、陽が当たる所は多少氷結しザラザラしていましたが、全体的には快適。量も十分でしたが、これについては通りがかる家々でじいちゃん・ばあちゃんが背丈以上の雪下ろしをしているのを見て、少々複雑な気持ち。
帰宅の3日目は朝から天気が急変。曇空に雨が降っています。気温が高くツララも短くなっていました。路面も雪が溶け泥シャーベット。下り坂も余り気を遣わず走れました。経路は名神・北陸・上信越道で、中央道経由の方が若干距離が短いのですが、中央道のUPDOWNと名神・一宮付近の常設渋滞?を嫌って北前ルートを走っています。今回はチェーン規制もなく、帰省ラッシュにもかからずラッキーでした。
帰路、魚津市の辺りで富山湾方向に観覧車が見える地点がありますが、ふと見ると観覧車の上に海があってその上に煙突やら建物?がゴニョゴニョ見えます。はい?海の上に煙突?運転しながらのチラ見でしたので正確な事は言えませんが、なんか不自然な風景。もしやこれが富山湾名物の蜃気楼?と今でも考え込んでしまいます。この季節に見えるものなんでしょうか。寒気が抜けた後の少し暖かい雨の直前、気象条件は当て嵌まりそう。報道もチェックしましたが、幻だったか、いちいち報じられるほどのものでもないのか全く見当たりません。
一応有磯海SAで停車して確認しようとしたのですが、上り線側って海の方が見えないんですね。仕方なく幻覚覚めやらぬまま再度北陸道へ。そこで次の事件は起きました。走行車線の観光バスを追い抜くため右車線に出て加速し始めた瞬間、センターから大きなビニールのようなものが目の前に飛来。避けることも出来ずそのまま跨いで通過したら車体アンダーから「ブオオーーン」の異音発生。あちゃー、ビニール引っ掛けたかな。走行車線に戻って速度を落とし、メーター類を見るも異常なし。幸い少し先に流杉PAの表示があったので80km走行でPAに転がり込みました。床下覗くとビニールの切れ端が落ちてます。他には異常が見えず、ジャッキアップするのも面倒なので再出発。ソロソロ走るには何ともありませんが速度を上げると先程とは違った「クオオオーン」的な異音。私は機械異常は異音からと思っていますので、このまま300km以上走る訳に行かぬと、一旦、高速を降りることを決意。これまた幸い、次は主要都市・富山IC。
ICを出て、地理も解らぬまま4車線道路(R41でした)を少し走ってバス停に寄せJAFコール。私がJAFを呼んだのは、初めての愛車スバル・ファミリーレックスの電磁クラッチが繋がらなくなって以来30年振りです。受付に状況と現在場所、会員番号を伝えると「長らくのご加入有難うございます」の挨拶とともに30分程度で行けるとのこと。雨が激しくなる中をJAF救援車をじっと待ちます。初めての場所なので結構心細いっす。脇をビュンビュン車が駆け抜けてゆきます。
そして約30分後に到着したのは富山基地のM隊員。温厚そうな方で、丁寧な口振り。状況を確認して手早くコーンを設置しレガシィの床下を覗くと真ん中あたりからビニールが垂れ下がっています。あら、いつの間に、どこから と案じる間もなく「ジャッキアップしますんで乗車していて下さい」と。雨の中ですから申し訳ないと思いながら、チョロチョロしてても邪魔なんで指示に従い車内へ。M隊員はものの数分で下に潜りビニールを除去、「プロペラシャフトに絡まってました。完全に取れてると思うので、このまま走行して頂いて結構です」。いやあ頼もしいJAF。御礼を言ってナビに従い再度富山ICに入り走行開始。恐る恐る速度を上げてゆきますが、先程のような異音はnothing。お蔭様で残り350km程を走り切れました。まだ、ビニールが焼けた残香は少しありますが、そのうち無くなるとの事で1件落着。
しかし気になるは蜃気楼。本当にミラージュ? それともイリュージョン?いや、背中から食べる方ではないっす。
食えない話で今年もおしまい。皆様よいお年を。
快晴のゲレンデ 妙高が美しい |
ナイターゲレンデも幻想的です |
付近の道路はこんな感じ |