【社会】激辛ポテチ救急搬送事件の原因は女性特有の「集団ヒステリー」！？ メーカーは何も悪くなかった

ソース3行要約

• 東京都大田区の高校で、激辛チップスを食べた生徒14人が体調不良を訴え救急搬送されましたが、全員軽症でした。
• 問題となった「18禁カレーチップス」は刺激が強いものの、健康に影響を及ぼすほどの成分は含まれていません。
• 内科医の上昌広氏は、体調不良の原因は「集団ヒステリー」の可能性が高いと指摘しています。

人間社会は時折、科学では説明できない集団的な狂気に見舞われることがあります。これらの現象は「集団ヒステリー」と呼ばれ、特定の社会的、文化的背景の中で集団が同時に非合理的な行動を取ることを指します。この記事では、歴史に残る7つの集団ヒステリーの事例を紹介します

1. セイラム魔女裁判（1692年）

   
   1692年のアメリカ、マサチューセッツ州セイラムで、魔女として告発された人々が次々と裁判にかけられました。この事件の背後には宗教的狂信と社会的緊張がありました。ピューリタン社会では、悪魔や魔女の存在が現実の脅威とされており、異端者とされた者は厳しく処罰されました。

2. ダンシング・マニア（1518年）

   
   1518年、フランスのストラスブールで数十人の人々が原因不明のまま踊り続ける事件が発生しました。この現象は数日間続き、参加者の中には疲労や心臓発作で命を落とす者もいました。飢饉や病気、社会的不安が住民のストレスを高めていたことが一因とされています。

3. タンガニーカの笑いの疫病（1962年）

   
   1962年、タンザニアのある学校で突然笑いが発生し、それが次第に広がりました。この現象は数ヶ月にわたり、最終的には数百人に影響を与えました。新しい独立国家としての社会的変革期にあり、厳格な教育環境が心理的なストレスを生んでいました。

4. ヨーロッパの猫殺し（1347年頃）

   
   14世紀のヨーロッパで、黒死病（ペスト）の原因が魔女や悪魔によって操られた猫と信じられ、多くの猫が殺されました。この迷信により、逆にペストの拡大を促進したとされています。

5. ルワンダのキクビジンガの踊り病（2015年）

   
   2015年、ルワンダで数百人の子供たちが理由もなく踊り出す現象が発生しました。この現象は数日続き、参加者は疲労困憊して倒れることもありました。社会的ストレスと文化的要因が絡み合っていたと考えられています。

6. フランスの尻尾恐怖症（1800年代初頭）

   
   1800年代初頭、フランスで男性たちが突然「尻尾が生えてくる」と主張する現象が起こりました。この恐怖症は、戦争や政治的不安が影響していたと考えられています。

7. マスコミュニケーションによる集団パニック（1938年）

   
   1938年、アメリカでラジオ番組「宇宙戦争」が放送され、地球が火星人に襲われるというフィクションが現実と誤解され、全国でパニックが広がりました。マスコミの影響力と情報の受け取り方が問題視されました。

メディアの情報は受け手に大きな影響を与えるため、情報の信憑性を確認する力とメディアリテラシーの重要性が強調されます。