【逮捕】闇バイトして服役したけど質問ある？

2024年2月8日

特殊詐欺の認知件数と被害額の推移 　オレオレ詐欺など特殊詐欺の昨年の認知件数は前年から8・3%増え、1万9033件（暫定値）だった。3年連続の増加で、最近15年では最多。被害額も19・0%増の441億2千万円で、2年続けて増えた。海外からの詐欺のにせ電話が多くあり、東南アジア4カ国にある八つの拠点が摘発され、警察は昨年、過去最多の日本人69人を移送、逮捕した。

　警察庁が8日に発表した。昨年の認知件数の手口別では、未払いの料金があると偽り金銭をだまし取る「架空料金請求詐欺」が最多。前年の1・8倍の5136件で、全体の3割近くを占めた。

「サポート詐欺」が4割　「効率いい手口」

　架空料金請求詐欺の4割は、パソコンなどに警告を示す虚偽のポップアップ画面を表示させ、解決報酬名目で電子マネーなどを要求する「サポート詐欺」。警察庁は「犯人側からすると被害者からの連絡を待つだけで、手間がかからず効率がいい手口だ」と指摘する。

　特殊詐欺全体の被害額は、1件あたり237万9千円で8・8%増えた。増えた要因は株投資などを呼びかける「金融商品詐欺」で、件数は前年の13倍の412件、被害額は12倍の51億2千万円。投資への関心の高まりが背景にあるという。

　警察庁の露木康浩長官は8日の記者会見で、投資詐欺などの被害増を「極めて憂慮すべき状況にある」と指摘。特殊詐欺について「被害防止と取り締まりの両方の面から対策を講じていく必要がある」とした。

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