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🔶今日のアニメの徒然小道では、1998年には、声優を一新し、台詞と音楽が新録され、一部の映像も修正された『ふしぎなメルモ ＜リニューアル＞』がWOWOWで放送されていました。（以下、リニューアル版と記載します。）『ふしぎなメルモ《リニューアル》』の当時のテレビ放送からの回想、および配信先動画視聴からの感想（懐想記）の投稿です。
【ふしぎなメルモ《リニューアル》：作品の概要】
『ふしぎなメルモ』は、手塚治虫さんの子供向け漫画作品であり、アニメーション作品です。製作は、手塚プロダクション・朝日放送による。朝日放送が1956年12月に開局して以来、同局制作アニメの第1号でもあります。原版の放送となる1971年10月3日から1972年3月26日まで毎週日曜日の18時30分～19時00分にTBS系列にて全26話で放送されていました。なお、アニメーションのオープニングは1カットで作成されている。
そして、翌年の1972年に、このスタッフで立ち上げた、本作の売り込みを行った当時、手塚治虫さんのマネージャーであった故 西崎義展さんが本作のスタッフでアニメーション・スタッフルームを立ち上げ『青いトリトン』を原作とする『海のトリトン』が、製作される事になっていきます。
もともと手塚プロダクション初のテレビアニメ用の作品として企画・作成された作品であり、アニメの方は、子供達向けの性教育を意図した作品としてあまりにも有名になった作品です。
【ふしぎなメルモ《リニューアル》：ストーリー】
主人公は、小学3年生の渡メルモです。トトオとタッチの二人の幼い弟がいます。ある日、メルモ達の母親が、交通事故で亡くなり、天国に召されることになってしまいます。
子供のメルモたちのこれからの成長を心配する母親は、神様に作ってもらったミラクルキャンディを届けるため、幽霊となってメルモのもとに現れます。「もう一度、メルモ達とあわせてください」と神様に願い出ます。そして、母親はメルモにミラクルキャンディーを渡すことが出来ました。
ところが、この天国のママからもらったミラクルキャンディーには、不思議な力があったのです。メルモに与えられたキャンディーには不思議な力があり、赤いキャンディーを食べると10歳若返り、青いキャンディーを食べると10歳年をとるというのです。
メルモは、このキャンディーを持って、事故で亡くなった母親にかわり、二人の弟を育てていくことになるのです。
ミラクルキャンディーで大人や赤ん坊、老婆、さらには時には動物にも変身をして様々な冒険をし、成長をしていくのです。赤ん坊や大人、人間以外の様々な動物に変身し、色々な危機を乗り越え、メルモが真の大人の女性になっていく姿を描いた物語となっています。
【ふしぎなメルモ《リニューアル》：主なキャスト】
声の出演
メルモ：川村万梨阿
トトオ：松本さち、長谷部浩一（青年）
ママ：石井直子
タッチ：石井直子（赤ん坊役）、保志総一朗（少年）
ワレガラス： 西村知道
手塚先生：二又一成
★『ふしぎなメルモ』・懐想記
本作のオリジナル原版である作品が登場してきた1971年といえば、私もリアルで視聴した小学校高学年から中学生にかかるころの作品でああります。
当時の学校では性教育というもの、当時、少年だった私たちの質問をストレートに先生にぶつけたことがあります。「何で、チ〇チ〇の周りに毛が生えてくるのか！？」「なんでMちゃんとHちゃんは、同じ身長の女の子なのになぜオッパイの大きさが違うのか！？」に明快に答えられた先生はいなかった。「僕はHちゃんが大好きで思わずチューしてしまったけど、泣いてしまった・・・僕は嫌われたのか！？？」
「『ふしぎなメルモ』に出てくる♂と♀の話は正しいのですか！？」と先生もこの手の話には「それはだな・・・」としどろもどろに返答でいつも手を焼いたことだろうと思う。今思えば、先生方も子供達向けとはいいながらも、この『ふしぎなメルモ』は、よく見ていたのではないかと思います。(^^)
本作に登場してくる１粒で10歳若返ったり、歳をとったりする赤と青のミラクルキャンディーのきわめてシンプルで単純かつ奥深い設定が光る秀逸の作品と申し上げてよいと思います。子ども向けの性教育に視点を与えた、医師免許を持つ手塚治虫先生ならではの着眼点には脱帽ものであります。
しかも第1話は手塚自身が脚本・絵コンテ・演出・作画監督（一部原画も）までも担当した作品としてあまりにも有名です。ご覧になられてことのない方には是非、一度はご覧になってほしいし、また、幼かったあの頃を懐かしむ意味で再度の視聴もお勧めしたくなる作品です。👍👍👍
👆ふしぎなメルモ［OP/ED］
オリジナルのOP/EDです。思わず拍手したくなります。(^^♪
【ふしぎなメルモ〈リニューアル〉：配信先（U-NEXT）視聴】
★『ふしぎなメルモ』
（1998年、全26話、見放題）
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【ふしぎなメルモ《リニューアル》：製作スタッフ】
※オリジナル版と異なるスタッフのみ記載しています。当初、オリジナル版スタッフは全員ノンクレジット扱いだったが、下崎の抗議により一部スタッフのクレジットが復活しています。
プロデューサー：久保田稔、大石光明
チーフ・ディレクター：吉村文宏
色彩設定：斎藤京子
仕上げ：北京写楽美術芸術品有限公司、鈴木房子、佐野信子
撮影：玉川芳行、ティ・ニシムラ、高橋勇夫、渡邊英俊
現像：IMAGICA
音楽：長谷部徹
音響監督：藤野定義、千葉耕市
音楽製作：安東義史／福井健吾（カンパニーAZA）
音響製作：千田啓子／千葉高子（クルーズ）
効果：倉橋静男
出演協力：松田咲実／好永伸恵（アーツビジョン）
録音：成田一明／武藤雅人（整音スタジオ）
制作：片庭龍夫
制作進行：井出康道
企画：清水義裕
製作：手塚プロダクション
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