みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
クソ暑い。吹く風が暑い。本当にヤダ。
明日からの天気予報もこの通り。
40度超えてないからいいじゃーんって言うのは簡単よ。もれなく暑いんだからさ。で、毎日毎日こんな調子だったからか、停電が起きました。サンタ・マリア・ノヴェッラ地区とサン・ロレンツォ地区が今回影響を受けました。
サン・ロレンツォ地区といえば、この中央市場も入ります。市場の地上階はキッパリとエリアに分かれて半分停電で半分通常通りという正に明暗がはっきりしてしまいました。うちの店は幸いにも『明』の方で、一日問題なく営業ができましたが、反対側は真っ暗な状態が11時ごろから続き、市場閉店後もシャッターを閉めることができずに暗闇で電気の回復を待つ店舗も見受けられました。
その他これらの地域の薬局、バール、レストランなども営業できずにただ立ちつくす無闇な時間をひたすら消化する気の毒なものでした。
市場の停電は各ブロックごとにちょいちょい起こることなので特に気にもかけていませんでしたが、市場を出て家に帰るときに初めてこのエリア全てが影響を受けたことを恥ずかしながら知ったのです。
そんな私もこの地域の住民です。その話にご近所さんとしていたところ、これがまた不思議なもので…
道の左右でこれまた影響があるところとないところに分かれたと言うのです。これもまた私の家は問題なかった側で反対側のホテルなどはずっと真っ暗だったとのこと。復旧したのは16時と言うので私が家に着いた頃のことでした。5時間近くも停電したのは大変ですよね。ホテルはお客さんがエアコン使えなかったり、レストランも貴重なランチ時間を無駄にしたわけです。
ちなみに鉄道の駅は難を逃れたみたい。旅行者に影響が出なくてそれはそれで良かったです。
実は数日前にフィオレンティーナのスタジアムもあるカンポ・ディ・マルテ地区が停電となり、そこにあるスイミングプールが終日閉鎖されたとのこと。電気会社であるENELのグループ会社が熱波による電力供給量の増加が市内中心部の多くのエリアに影響しないようにした結果ということです。私にはちょっとわかりにくかったのですが、要するに市内中心部全てがブラックアウトしないように人為的にコントロールした結果って思っていいのかな?わからん。
自宅に帰ったときにはもう解消された後だったし、実際うちの家は影響がなかったのですが、よくよく考えると冷蔵庫よ。
冷蔵庫って生肉とか入ってるし、冷凍食品もダメになっちゃうし、氷だって沢山作っていたから、この5時間ほどでどれだけ溶けるかわからないけど、
『もし停電してたら…』
ゾーッとしますね。
今日と20日、21日と最高気温が37度と言われているフィレンツェ。
そういや暑くて有名なカリフォルニアのデスバレーにて日曜日は53度を記録したとか。そのニュースを見たときに、
『それに比べたらフィレンツェは涼しいのぉ』
と一瞬汗が引きましたが、イタリアで今夏3度目となるアフリカからの熱波はやっぱりクセ強なのです。
最高レベルの警戒地域は16都市ですって。
バーリ、ボローニャ、カリアリ、カンポバッソ、チヴィタヴェッキア、フィレンツェ、フロジノーネ、ラティーナ、メッシーナ、パレルモ、ペルージャ、ペスカーラ、リエーティ、ローマ、ヴィテルボだと。
…やっぱフィレンツェ入ってるんかい!
あー、参ったね。