みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
先週だったか、市場の店へコントロールが入って複数のお店が10日程度の営業停止に追い込まれたのですが、それが昨日からでした。先日記事にもしたものですね。
よく考えたら確かに『明日から営業停止ね』というと、生鮮とか扱う店は難しいもんな。廃棄にならないように猶予期間が設けられての昨日から営業できないってことになったらしい。罰金も取られ、営業もできず、そんなお店が10店舗程度存在します。
なんとも土曜の午後のような市場。土曜の午後は多くの店が店じまいしちゃうので、少々寂しくもなる中、頑張ってこっちはやっとんじゃ。でも、平日日中でさえこんな風景は切ないです。明かりが足りないんですよ。
それに加えてなんとなくお客さん、少なくないか?
そんな話を市場の人と話していたんです。まぁお客さんはいるっちゃいるんですよ。でも何かが違う。で、何が違うのか?
ある住民が放った一言で、みんなストンと落ちた。
『ほら、選挙の年じゃん』
なるほど!そう言うことか。
選挙ってのは別に先日行われたフィレンツェ市長選でも欧州議会の選挙でもなく、これまた東京都知事選でもありません。
アレですよ、あのおっきな選挙。
アメリカ大統領選ですよ。
私は半分ピンときて、半分やっぱり不可思議ですがこれ正解だと思う。
まだ私が日本に住んでいる頃、大統領選のライブをみんなで観るという謎のイベントがあった。アメリカ人の友人たちは特に大盛り上がりしていて、ちょっとしたパーティのようなものをします。クリスマスやイースターはもっと宗教的なものじゃないですか。だからその盛り上がりとはちょいと違う。どっちかというとスーパーボウルとかの類に近い。内容としては重要だとは思うもののただ政治家のトップを決める選挙ですよ。日本では首相を決めるのに国民の直接選挙ではないのでそこまで盛り上がりようがない。イタリアは大統領が首相を任命するため、これまた盛り上がらない。
ちなみにイタリアでは先月、直接選挙により首相を決める憲法改正案が上院で可決されました。
まだアメリカ人のガイド仲間も異様な感じでみんなで楽しもう的な空気が流れています。なるほど、直接選挙だとこうなるのか。
そこで、アメリカ人観光客が若干少ないのではないかという仮説です。
もちろん大統領選挙は11月ですのでまだまだ時間がかかるのに、こんな観光客減る?
この前CNNの討論会があったじゃないですか。
で、7月に共和党全国大会で、8月は民主党全国大会、9月にCNNで2回目の討論会。こうやって少しずつボルテージが上がるんだな。11月に選挙で1月に大統領就任式。ここまでをアメリカ人はどんなテンションでいるんでしょうね。
これだけアメリカ人観光客が減るとなんとなくこちらまで影響があると、考えたこともなかった。なんだかんだ言ってアメリカ人ってイタリア観光業界に影響があるんでしょう。
もちろん全ての人じゃないです。しかし風が吹けば桶屋が儲かるシステムがあるのかも〜。たとえば大統領選の年はピッツアのデリバリーが増えるとかあるかもしれん。だとしたらさっさと大統領選が終わって、アメリカ人の皆さんいらっしゃいって言いたいところですが、クリスマスはアメリカ人地元で一緒に過ごしますから今年は捨て駒か。
じゃあさっさと来年になるといいなー。
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