みなさん、こんばんは。
サン・ジミニャーノでーす。
今日はね、ジェラートのお話をしましょう。
イタリアと言えばジェラートで、夏の暑さを紛らわすためにも毎日食べるなんて人もいるかもしれない。
実はこのジェラートが値上がりしてるよって。ジェラートの平均価格は5,86euro/kgで、2021年の4,52euro/kgから+29,6%の値上がりと言うことです。ここ3年で30%近い値上げはなかなかですね。その中でもフォルリ(エミリア・ロマーニャ州)がキロ当たりの値段が高く、8,28ユーロです。次いでフィレンツェ(7,79ユーロ)、ボルツァーノ(7,39ユーロ)、アンコーナ(,7,13ユーロ)、ミラノ(7,08ユーロ)と続きます。安い町ではアレッツォ(4,59ユーロ)、シエナ&パドヴァ(4,60ユーロ)ですって。
ではジェラテリアでも手作りの物ってありますよね。これに関してはキロあたり20〜28ユーロとさらに高額になります。3年前に比べてこちらも+20〜30%値上がりしとります。イタリアでの平均は2.70ユーロですから、フィレンツェでの肌感覚で言うとこの数字は安いと思います。つまり、フィレンツェは手作りのジェラートも高いんですよ。どっかがめちゃくちゃ安い地域があるのでしょう。今思い出したけど、昔のブログでフィレンツェの中心街に1ユーロジェラートってのがあってその当時でさえ驚きの金額でしたが、あの店今どうなってるかな?今度立ち寄ってみます。ちなみにローマではいくつかのジェラテリアでは一番安いのでも5ユーロするそうです。
スーパーマーケットやバールで売っている大手メーカーのジェラートは20億ユーロ(3,500億円)市場でして、一人当たりの消費量は2,14kgですって。そんなに1年間で食べられるもんか。これまた誰かがメチャクチャ食ってるはずだ。スーパーに行くと大体500mlから大きいのだと3kg入りのとか売ってますもんね。やっぱりジェラート大好きイタリア人か、老若男女四季問わず食べているイメージしかない。ジェラテリアの手作りジェラートに至っては30億ユーロ(5,250億円)市場ですって。これに関しては1年間に食べる量は一人当たり43ユーロと言うことで、これはなんとなく私もそれくらいの金額は越えて食べていると思いました。
と言うのも、サンジミの有名ジェラテリア、ドンドリで毎回訪れるたびに食べようと今年は決めておりまして、一番小さいカップかコーンでも3,50ユーロします。今年は何度訪れているか覚えちゃいませんが、例えば20回としても70ユーロ分は食べてるんですよ。特にジェラート高騰に影響を与えているのがココアとか砂糖です。
これは以前から何度も食べているilly(トリエステ本社のコーヒーブランド)とAmedei(トスカーナの高級チョコレートメーカー)のジェラート。どの味でも同じ値段なら元を取ったフレーバーってのも満足感があります。これで3,50ユーロって聞くとそんなもんかと思ったが、600円って考えるとなかなかお高いおやつでございます。
これからずーっと天気がよろしいようですが、暑い日はまだまだ続きます。
そんな時はイタリアンジェラートで暑気払い。日本円に直すと少しだけ切なくなるから見てみぬフリをして美味しいジェラートでも頂きましょう。
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