みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。いやー、暑いっす。
店でもシーリングファン回して、クーラーガンガンに効かせて、冷たい水を随時飲んでいるのにどうしてこんなに暑いのさ。本当に暑いとね、水も500mlからではなく1500mlでみんな買ってくのよね。店のキャパは限られてるから、飲み物系は毎日のように仕入しないと間に合わない。よく考えたら毎夏そうだった。冬は1週間に一編でも十分補充は可能なのに。私、次回から水筒を持っていくことにしました。勿論冷蔵庫は店にもあるのよ。でも氷の入っためっちゃ冷たい飲み物がいいのよ。
怖いもの見たさで天気予報を眺めます。
見るんじゃなかったな。ずーっと暑いじゃんか。観光客的には雨が降るよりはマシだと聞きます。しかし暑さ対策はしっかりしていらっしゃってくださいね。とにかくこれでもかってくらい、暑さ全開で汗も涙もすぐ乾く勢いよ。そうそう、洗濯物もすぐ乾く。
でね、さっきスーパーで牛乳買いに行って、ついでに冷やし中華作ろうと思ったらキュウリがまさかの売り切れ!今夜はキュウリなしで作るわ。市場で買っときゃ良かったよ。アパートに戻るとヴァレンティーナが待っていた。ヴァレはうちの家の下に住む中国人女性で、ホンマもんのチャイナチャイナです。彼女は賃貸にずっと住んでおりますが、密かに家を買いたいという願望があります。
不動産屋を回っても全く物件がなく悲鳴を上げていて、少々気の毒ですが、学生時代はお金があまりなかったけど今はなんとかなるって言っています。彼女の親はお金持ちだから買おうと思えばキャッシュでもいけるとの事。すげーな。昨日のオンデュラスの話もそうだけど、お金があるとこにゃあるんだよな。
しかし困ったことにお金があっても売ってる物件が無けりゃ買いようがございません。ヴァレはその状況。私はCasa.itで家を見つけたからとにかく毎日チェックすることをオススメしました。
私が家を探していた頃は10年以上も前で、今に比べて選べる物件も多かった気がします。Casa.itのサイトを毎日30分程見ては気になる物件が売られちゃいないか、新しい物件が出てはいないかと今思うとよくあそこまで集中したもんだと振り返ります。
ところが何度か記事にした通り、フィレンツェの中心街は多くがAirbnbになっちゃって、大学生や賃貸で住む人がめちゃくちゃ困ってる。しかもその賃貸物件が値上げしているようです。
『ナギはラッキーだ』
改めてこう言われるとやっぱり私もそう思う。観光大国ならではの町の問題。今月行われたバルセロナでのデモをご存じでしょうか?
物価、家賃の値上がりから市民が住みにくくなっている上に観光に完全シフトしてしまったツケが怒りに変わった。観光客を攻撃するのはちょいと間違っている気がするが、観光からの恩恵を受けている町にもかかわらず、そのフラストレーションを向けざるを得ないのがガイドとしてもどかしいのです。
家賃が値上がりし、住む人が住みにくいのはおかしい。とはいえ観光都市とは観光客からの恩恵も多分に受けているのでもうどうしていいのか住民としてはわからなくなってしまっています。
殊にコロナ後の数年が酷すぎる。こういうの、行政はしっかりしてもらいたいんですよ。ヴァレは私の家がとにかく羨ましいと。そんなふうに思ってもらえるのは有り難いですが、私もこの家が無くなったら住むところ無くなっちゃいますもん。助けてあげたいけどできる限界があります。家を探すのに手伝ってみますが、さてお気に召すものが見つかるかどうか。
フィレンツェ中心街はもっぱらの売り手市場。しかも物件の数は増えることはほぼあり得ません。だって歴史遺産地区だもん。
ヴァレの嘆きと共に、私は確かにラッキーだったと実感しています。
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