荒尾市ウェルネス拠点施設(仮称)整備・運営事業。
この事業で整備する道の駅あらお(仮称)、荒尾市保健・福祉・子育て支援施設(仮称)、大屋根広場、駐車場、植栽、外構等を含む施設全体を、民間資金等の活用による公共施設等の整備手法のPFIにより進められ、事業者は本施設について設計・建設を行った後、荒尾市に所有権を移転し、事業期間中において維持管理及び運営業務を実施する、BTO方式(建設・譲渡・運営)が採られています。
開業日は、令和8(2026)年6月まで。
開業日から令和23(2041)年3月末までの15年の期間を維持管理・運営することになっています。
さて7月4日。この事業の実施をすることのみを目的として設立する、特別目的会社SPCとして、公募型プロポーザル方式により応募者の中から選定された、優先交渉権者が決定しました。
グループ名は、株式会社第一ビルサービスグループ。
不動産総合管理会社の第一ビルサービス(広島市)が代表者となり、構成企業は設計と工事監理を担当する粋華設計(熊本市)、建設担当の光進建設(同)。
運営担当はテノ・コーポレーション(福岡市)。
協力企業は工事監理担当のケイディー(荒尾市)。
「第一ビルサービス」は公営住宅管理、公園・体育施設管理をはじめ観光型商業施設管理では「はまだお魚市場」「道の駅 西条のん太の酒蔵」を手掛けられているようです。
さて、あらお道の駅での提案では大階段やオープンテラスを設け、1階は地域連携機能での物産販売、2階はカフェ・レストラン。
募集要項には情報発信機能、休憩機能、防災機能などでのことも求められています。
保健・福祉・子育て支援施設では、事務室や会議室、コホート研究室・展示室、遊び場スペース、託児室などを備えるようです。
両施設をつなぐ、大屋根広場を設けること。
また、建設を含め積極的に地元採用に努めることも提案されているようです。
提案価格は、47億8112万2599円(税込み)。
2021年12月議会において、「道の駅」と「保健・福祉・子育て支援施設」を合築し、設計・施工・管理・運営の18年間分(令和5年度~23年度)の事業費48億6624万1000円が決定。
施設整備費の中で、「道の駅」が約14億2000万円、「保健・福祉・子育て支援施設」が約17億円。
毎年の指定管理料では道の駅が6000万円、保・福・子施設が3300万円と想定されていますが、この48憶は限度額であって実際にSPCが決定する際での価格提案等において、減額となることが見込まれていました。
今後の日程では、7月中の基本協定の締結。
8月中の仮契約の締結。
9月議会の議決を経て、本契約の締結となるようです。
事業者は、独立採算事業を実施するに当たり、事業契約においてあらかじめ定める額を 施設使用料として、市に対して支払うことなど詳細な報告については今後になります。