調布国際音楽祭のフェスティバルオケを聴いて来ました | バイオリンの先生の日記帳

調布国際音楽祭のフェスティバルオケを聴いて来ました

昨日は生徒さんがバイオリンとビオラで出演しています調布国際音楽祭のフェスティバルオーケストラを聴きにいきました。


調布グリーンホールでしたが、開演時間の前に駅前広場でウェルカムコンサートを開催していました。


桐朋の学生さん達の演奏を聴きましたが、あまりの暑さに途中で断念してグリーンホールへ!


やはり夏の炎天下の外はちょっとしんどいですね〜。


今年はフェスオケが音楽祭のフィナーレを飾ります。

曲は第九です!


客席には毎年聴きに来ている千香子クラスの小学生や、出演者の親御さんや、顔見知りがたくさん。


アットホームな雰囲気です。

生徒さん達が出演するようになって3年目、今年はオーディションが厳しかっただけあって、期待大。

前にプログラムに入っていた、出演者へのインタビュー記事などもなく、音楽に集中していることが伺えます。


前プロはフルートが主役のバッハの管弦楽組曲第2番。

プロのフルート奏者+さらに選ばれた弦楽器メンバーの少数精鋭での演奏で、堪能しました!


休憩挟んで第九!!


素晴らしかった!!


昨年までの色々なバックグラウンドの人が集まっている上手なアマオケみたいなお祭りの雰囲気も悪くないですが、これだけ一流奏者が集まって様々なコンサートが繰り広げられている調布国際音楽祭で、実力、やる気、エネルギー共に、フィナーレを飾るにふさわしい演奏でした。


弦の各パートの音が、前方から偏って強く聞こえるオケではなくて、パートの中心から広がるまとまった音圧で聴こえてくるオケは、音楽の迫力や良さを存分に引き出していました。


今回はオケのコンサートなどほとんど行ったことのない母と行ったのですが、何度も「やっぱり音楽は良いな!あー、本当によかった!」と、いたく感激していました。


2ndとビオラに生徒さんが出ていましたが、どちらのパートも席次をあみだくじで決めたそう。

(首席は最初から決まっていてプロ奏者です)


1stはどうしているのかな?と思っていたら、なんと、3楽章の前に席替えがあって、トップサイドまで代わって、全員がお客様から見えるようになっているのには驚きました。

ティンパニーも楽章ごとに人が代わっていました。


もちろんオーディションを厳しくして全員がちゃんと弾けるからできることですが、そこから演奏も質重視の実力主義に走らずに、一緒にやる仲間として公平に「あみだくじ」で席を決めたり、全員にチャンスがあるように席を入れ替えたり、「みんなが主役!」なオケのコンセプトがはっきりしていて、先生方の気遣いに感嘆しました。


こういうことを1番教えてあげてほしい小学生や中学生のオケで、かなりギスギスしたえげつないことがなされている話をよく聞くのですが、この精神、本当に見習ってほしいです。


出演した2人は、ただ上手いだけではなく精神的に高い一流奏者の皆さんと接することで、色々なことを吸収できたと思います。


打ち上げまで堪能して帰ってきて、有名演奏家の皆さんとツーショットで撮ってもらった楽しそうな写真がたくさん送られて来ました。


来年も出られるように、練習頑張ってね!


お疲れ様でした!

ありがとうございました



  翻译: