楽譜は割り算ですね | バイオリンの先生の日記帳

楽譜は割り算ですね

音符の名前や長さを小学生に教える時、私は「りんご」を使いがちです。


これを教える時、低学年でも瞬時に質問に答える子がいて、小学校で「1+1は・・・」とかやっているの、暇じゃないかな?!と心配になるくらいです。


まず、全音符から教えます。


4人家族全員集合音符が全音符だという無茶振りです。

1人ひとつずつりんごを待ってます。


四つのりんごを2人で仲良く分けると、1人いくつ?!というと、みんなすぐに「2こ!」と言います。

「二人で分ける音符」のことを「二分音符」というのだという理屈をつけます。


次は4人で分けるとどうなる?というと、1人一個!!とすぐに答えます。


割り算の概念は皆ありますね!


次からが難しい。

四つのりんごを8人で分けると??

というと、これはくっきりと2つのパターンに別れます。


即座に「半分!」ということ、考えこんでしまうこと。


りんごに線を入れて半分にして、音符にも旗を一本つけます。



そして、16人でわけると?とになると、2桁になって低学年はわからなくなる子が多いです。

四年生くらいだとわかる子が多いです。

が、実際のりんごに線を描くと小さくても納得するみたいです。

りんごに縦と横に2本切れ目を入れて、音符にも2本旗をつけます。


このあとは、「次は何人で分けると思う?」という質問に変えて、これも即座に「32人!」というこも。

「24人!」と言う子が結構多いです。


ここで、実際に三十二分音符で刻んでキラキラ星を弾いて見たりします。


ここまでわかると、次の六十四分音符はかなりの正解率。


「たった四つのりんごを64人で分けるとか、どうよ!(//∇//)」


とかいうと、「うぎゃー!ありえない!」とかなって面白いです。


そして、64分が6巻で実際に出てくる、32分に関しては2巻にもう出ているよ、と豆知識を与えて終わります。


こんなに教えてその場ではわかっても、来週には忘れているみんな。


ホーマンで実践だ!

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