からだのどこかが痛い時
冷湿布がいいか
温湿布がいいか
冷やすのか温めるのか
迷われる方多いですよね?
施術中の話題にもなります
結論からいうと
慢性的な肩こりや腰痛など
血流の悪さが原因の痛みは温湿布
打撲や寝違え、ギックリ腰など
急性の痛みや使いすぎの筋肉で
炎症がある場合は冷湿布
時と場合によっては湿布の前に
氷嚢などでアイシングすることもありますが
今回は温湿布と冷湿布の違いについてのお話です
実はどちらにも
消炎鎮痛作用はあって
皮膚への刺激が違うだけ
温湿布には唐辛子成分である
カプサイシンが含まれていて
貼った箇所から成分が吸収され
温かさを感じる神経が刺激された結果
血行が良くなり
じんわりポカポカというわけ
なので慢性的な肩こりなどには効果的
かたや冷湿布は
メントールなどの成分が含まれているので
冷たさを感じる神経が刺激され
貼るとひんやりして
炎症により熱をもっている患部は
気持ちいいのです
炎症がある間、長くても4日くらいは
用法に従って貼っていると効果はあります
ただ炎症もおさまり痛みも軽減されたら
今度は温めた方がいいのですが
この時は温湿布ではなく
貼るカイロなどで
本当に温めると良いです
ただこれも炎症がおさまった筋肉は
硬くなりやすいので
冷やさないようにした方がいいというだけで
一生懸命温めるというよりは
お風呂に入った時にじっくり温めるとか
もう湿布に頼らず
冷やさないように気をつけながら
よく動かしてあげることが大事です
固定されていた関節のリハビリでも
動かし始めは炎症をおこすこともあるので
腫れたり熱をもったら冷湿布
おさまったらあまり冷やさず
少しずつ動かしましょう
※イラストはclip studioで描いたオリジナルです
湿布って昔のおじいちゃんおばあちゃんが
いつもどこかに貼っているイメージですが
貼り続けるのはよくありません
冷湿布も温湿布も用法、用量を守って
適切に使用し頼りすぎには注意しましょう
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