来週から屋根裏で子育て中のアライグマ防除施工を行うお客様から
アスワットさん、昨日のお昼頃より急に
アライグマの子供たちが床下でしきりに
鳴き出しました。
床下収納を開けると、
一頭のアライグマの子供が
鳴きながら出口を探しているようで
うろうろしています。
子育てをしていたお母さんアライグマの
足音は昨夜から全く聞こえなくなりました。
との、お電話を頂きました。
うわー、厄介なことになったかもと、
嫌〜な予感がした私は、急遽予定を変更して
お客様宅へ急行することに!
何が厄介かというと、
この3月から7月くらいまでの時期、
害獣の多くは人家の屋根裏で子育てをします。
アライグマ、イタチ、テンなどは
メス単独で子育てを行いますが、
たまに突然、
子育て場所に帰ってこなくなることがあり、
その場合、
メスから幼獣の食べ物(授乳や離乳食)
の供給がなくなり
途方に暮れて勝手に動き出すことになります。
メスの害獣が帰ってこなくなる原因は
「野外徘徊時に捕獲器につかまる」
「ロードキル(車にひかれる事故)」
「育児放棄」
が主ですが、
特定外来生物であるアライグマは
子育てしている家が農耕地近辺であれば、
農作物被害防止のため
数多く捕獲器を設置しており、
それに捕まることで
子育て場所に帰ってこなくなることも
珍しくありません。
お電話を頂いたお客様宅の周辺も
田畑が多い地域のため、
多分そのたぐいでは?と頭の隅をよぎりました。
現場到着すると
お客様が言う通り、
床下から複数の幼獣アライグマの鳴き声が
しきりに聞こえていて、
今までの経験からメスアライグマが
何かの理由で帰ってきていないと確信。
幼獣を取り出すことに。
先ずは自治体の管轄部署に連絡をいれ経緯を説明。
アライグマ捕獲許可の手続きを行った上で
幼獣取り出し作業を開始します。
アライグマは特定外来生物に
指定されていますので
許可を取って捕獲をしても、
私たちが許可を受けた敷地内から
移動させることはできないため、
指定業者に持ち帰って頂くことになります。
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床下に入ってアライグマの幼獣を取り出そうと試みましたが
彼らがいる個所の床下は
人が入れる高さではないため断念、
床を開口して取り出すしか方法がないと
お客様に説明している時、
床下換気口の側までアライグマ幼獣が
やってきたため即座に床下換気口を壊し、
アライグマの幼獣2頭を
取り出すことが出来ました。
但し、アライグマの出産頭数は3~4頭が
一般的なので2頭とは考えにくく、
その後、くまなく床下を探しましたが
発見することは出来ませんでした。
動く音や鳴き声が少しだけでも聞こえれば
その周辺を探すことも可能ですが、
2頭取り出した後は、
そういった音は一切聞こえないため、
もしかしたらすでに息絶えているのか、
その他の理由でもういないのか・・・
全くわからず仕舞い。
屋根裏や壁中の捜索は
建物自体が広く構造も複雑な構造のため
非常に難しく、
残念ながらもし取り残されている場合は、
腐敗してからわかることになることを
お客様にお話しし、理解していただけました。
自治体から依頼を受けた猟友会の方が、
さっそくアライグマの幼獣を引き取りに
来られましたが、
その時、猟友会の方のお話から
昨日早朝、
ご近所の畑に仕掛けていた捕獲器に
アライグマが捕まったことが判明。
多分そのアライグマが、
この子たちのお母さんだったのでしょう。
お客様のお話によれば、
メスのアライグマが帰ってこなく前の夜、
屋根裏でかなりバタバタと
アライグマの家族が動き回っていたので
もしかしたら
お客様宅から幼獣を別の場所に
移動させる引っ越しの途中、
捕まってしまい幼獣に2頭のみが残された
とも考えられますが。。。
なんともです。
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写真の幼獣はよほどお腹がすいていたのか、
お客様から頂いた牛乳を
スタッフTちゃんが紙皿に入れ与えたところ、
飲んだ後、落ち着いたのか眠ってしまった様子。
こういう、姿を見ると複雑な気持ちになりますね。
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このケースは仕方ありませんが、
アライグマだけではなく
イタチ、テン、ハクビシンなど
屋根裏で子育てをする時期に害獣を捕獲すれば、
このようなことがおこる可能性が
非常に高くなります。
現在、
頻繁に家屋侵入被害がおこっている
お客様宅での捕獲駆除は
控えることをお勧めします!
じやあ、そんな場合どうしたらいいのか?
どうぞ害獣駆除業者・アスワットへ
ご遠慮なくお問い合わせ下さいね。
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