ひとし君は、小さい頃から、
お母さんから見ると、
不安になるお子さんでした。

人の中でやっていけるように、
ひとし君が行動する前に指示したり、
行動を見ては注意をし続けました。

10代後半では、怒られそうと思うと、
キレるようになりました。

キレると、ひとし君の心は荒れて、
平常心を取り戻すまで時間が
かかりました。

そのような中、カウンセリングが
始まりました。

ひとし君がキレるたびに、
お母さんの不満、焦り、不安と、
向き合い続けました。今は、
ひとし君は、自分のペースを
掴めるようになってきました。

人は、信頼されたら、
信頼に応えようとします。

お母さんが、
自分の不安を解消したくて、
声をかけると、ひとし君に、
信頼していないことが伝わり、
キレます。

今でも、お母さんが不安・焦ったら、
ご自分の心に問いかけます。

何が不安？
焦っていることは？
どうなりそうと思ってる？

この連続で、ひとし君が、
キレることは少なくなりました。

このようにしてお母さんは、
ひとし君を信頼できるようになりました

 

 

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