ブロンプトンで秘湯へ行こうセカンドシーズン。驚異の泡付き、韮崎旭温泉へ再び行ってきた。
韮崎駅から西へ進んで、釜無川を越える。川の水がきれいだ。
[走行データ]
コース(津金から韮崎駅へ自走のあと引き続き)韮崎駅前→韮崎旭温泉→竜王駅
距離 14km
最大標高差 124m
平均斜度 全体-0.5% 上り3.2% 下り2.1%
獲得標高 上り76m 下り128m
ブロンプトンで旭町の高台の方へ登っていく。甘利山がきれいに見える。山は紅葉だ。手前の木々は桃の木だ。
道に迷いながらようやく韮崎旭温泉の看板にたどり着いた。
素晴らしい炭酸泉を再び楽しもう。
昼前のこの時間帯のせいか、めずらしく空いている。
源泉でかぶり湯をしてから、入ろう。
いつもにも増して素晴らしい色だ。しかも炭酸たっぷりだ。源泉の湯口から、泡の帯が続いているのがわかりますか。モール泉らしく湯口の近くのタイルが茶色に染まっている。
この注ぎ口の近くが特等席だ。体中に泡が付いて肌がすべすべになる。但し、ゆずりあいで行きましょう。
どのくらい泡付きがすごいか。空のボトルに、ここの炭酸泉をいれてみたら、この通り。ボトルの内側に泡が沢山ついている。サイダーのようだ。
旭温泉の周囲はこんな感じだ。歯医者と福祉施設の立派な建物の横にあるが、湯の素晴らしさと行きにくさ(道がわかりにくい)で、引き続き「ブロンプトン秘湯」の分類にいれておくことにしよう。
再び釜無川を渡る。遠くを見ると雲の間に富士山が顔を出していた。
韮崎旭温泉
開業は2001年1月、民間経営だが地味な公営温泉の雰囲気だ。地下1200mの石英閃緑石の岩盤より大量に湧出する源泉を加水なし・加温なし・循環なしで使用している。日によって色が変わるもののエメラルドグリーンの美しい炭酸モール泉だ。炭酸の泡付きが全国的に見てもトップレベルで、温泉好きの間で有名な温泉だ。そして湧出温度がなんと41度と絶妙な温度である。
この温泉を掘り当てたのは隣接する歯科医院経営者(当施設の二代目理事長)の御尊父である、山本恭雄氏だ。山本氏は子供の頃、農閑期になると父と兄弟三人で夏休みを利用して県内の西山、芦安、大藪、増富などに湯治に出かけたそうだ。長じたのちも温泉に関心を持ち続けた。ある時、西山水系の甘利山にも温泉の可能性がある、地名も参考になると耳にしたところで、その麓の地、韮崎の旭町に「旭町上城南割湯舟」という地名があることを知った。何か予感でもあったのだろうか、福祉事業の用地としてこの地を購入、ついでに掘ったところ、何と素晴らしい湯が出た。私は山本氏にとって本業よりもこの温泉の方が関心事であったような気がしてならない。
尚、2013年1月8日に山本氏は故人となられた。ご冥福をお祈りします。
湯 | 走り | 秘湯度 | 総合 | |
---|---|---|---|---|
韮崎旭温泉 | ☆☆☆☆ | ☆ | ☆ | 6 |
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