12月に入って猫の事を書こうかと思いましたが、また闘病ブログみたいになってしまうので今回は5月に行ったインドの続きを載せます。

<インドのタクシー>

前回は到着してホテルで休むところまででした。
 
翌朝目覚めて外を見ました。
昨日のストリートチルドレンの件もそうですが、インドは貧富の格差が激しいです。
ホテルの隣の敷地ではテントで暮らす人々がいました。
前日同様にいろいろと考えさせられます。
 
さて、2日目はチェックアウトしてタクシー配車アプリの「OLA」で時間貸しタクシーをチャーターする事にしました。4時間チャーター(40㎞まで)で800ルピーのものを選びました。

 

ホテルを11時頃出ると昨夜ぼったくってきたオートリキシャーの運転手がまた寄ってきました。

今回は既にOLAをブッキングしてしまっていましたし、昨日の事もあったのでホテルの警備員にどうにかして欲しいと使えると追い払ってくれました。

 

数分でOLAのタクシーが到着しましたが、運転手はあまり英語が喋れず、いろいろとコミュニケーションが難しかったです。

ただ、先方も奥さん(!?)に電話してその奥さんが英語でしゃべってくれて教えてくれたり、私が何か伝える時はGoogle翻訳とか使ってヒンディー語に通訳したりして行きたいところには行けました。

 

タクシーで驚いたのは基本的に皆さんクラクション鳴らしまくりで車線があってないようなものという事。

途中から慣れて来ましたが、最初驚きます。

危ないからクラクションを鳴らすというのもありますが、ウィンカーのよう前に入れてもらいたい時にクラクションを鳴らしたりそこら中クラクションだらけです。

また、片側3車線の道路で横5列で走行していたり、車線が適当ですw

 

<レッドフォート>

まず、レッドフォートに連れて行ってもらいました。

日本語だと赤い城と言うらしいです。

・・・が、「フォート」だと砦ですよね・・・。

昔のムガール王朝があったところです。

日本と違うのはレッドフォートの敷地内に遊園地がある事です。

こういう貴重な文化財の中に遊園地ってどうなのでしょうか・・・

 

有料エリアに入ってみようと思い入口に並ぶと

「先にチケットを買え」

と言われ人が並んでいるところに並びました。

・・・が、列が進むに従って何か違う事に気が付きました。

それは無料で水をもらえる給水機の行列でした(汗)

10分くらい並んで損した気分です。

 

でさっきの入口のおじさんに聞くと階段を降りたところにあるというので行ってみるとインド人料金と外国人料金で20倍近く値段が違いますw

もう、先ほどの水待ちで疲れていたのもあり、やめました。

高い料金で買ってもまた並ぶの嫌だし・・・。

 

あの橋から有料エリアに入れるようですがまぁ、メインはこの赤い砦ですからねw

 

<ロータス寺院>

次にジャーマー・マスジドというモスクに行こうと思ってチャーターしているタクシーに伝えると、

「そこは交通規制があってタクシーは入れないので歩いて行くかオートリキシャーで行ってくれ」

と言われました。

タクシーをチャーターしているのにオートリキシャーを更に使うとはいかがなものでしょうか・・・。

 

その時、スコールが降ってきて歩くのも厳しい状態になったのでそこはスキップする事に。

フマユーン廟も行きたかったですが、雷を伴って豪雨が降っていたのでとりあえず、先にあるロータス寺院へ。

ロータス寺院まで20分くらいでしたが、その間に雨もやんで晴れて来ました。

天候の移り変わりが激しい・・・。

 

で、ロータス寺院の入口近くで降ろしてもらい、そのあたりで待っていてくれるとの事で中を見て来ました。

 

門を入ると綺麗に整備されていました。

 

結構混んでいます。

 

建物の周りは池になっていました。

この辺りからは土足厳禁なので靴を脱いでいきました。

 

中も見れます。

特に何も無く、座って瞑想するそうです。

 

正面から撮ったところ。

ここから先は立ち入り禁止なので人がいません。

中に入る時は左側から回って行きます。

 

このロータス寺院、デリー空港に着陸する直前に良く見えるんです。

大きな公園の中に特徴的な建物があるので目立ちますよね。

入場料はありませんでした。

 

観光は時間の都合で終わり、空港へ行く前に欲しかったものを探しに行きました。

 

<目薬を求めて・・・>

どうしてもお土産として買いたかったインドの目薬を買いにタクシーで薬局に寄ってもらう事にしました。

 

そこで目当ての目薬を買おうとしたらそこには売っていないとの事。

何か説明してくれていますが、良くわからなくて困っていたらタクシーの運転手が来てくれてペラペラとやりとりしてくれて場所がわかったようでそこに連れて行ってくれる事になりました。

 

これまでの大通りとは違い、ダウンタウンみたいなところを通り、時にそこら辺の人に場所を聞きながら車で5分程走ると目的のお店に着きました。

このお店はGooglemapでも出て来ないのでタクシーの運転手さんには感謝です。

インドにはアーユルヴェーダという医学があります。

西洋医学・東洋医学に次ぐ第三の医学と呼ばれているものですが、そのアーユルヴェーダの商品ブランドでパタンジャリというのがあるらしく、それ専門のお店のようです。

 

目的の目薬は日本でもアマゾンとかで買えます。

「痛い目薬」として有名ですw

せっかくなので現地で欲しくなりました。

この写真の上の方の紫の目薬がその「痛い目薬」で成分は玉ねぎ、しょうが、はちみつとからしく、玉ねぎを目に入れたような痛さです。

臭いも玉ねぎですw

下の花のやつは同じメーカーの普通の目薬、右のやつは最初の薬局で売っていた目薬です。

痛い目薬は1個20ルピー、日本円で32円くらいなので激安です。

 

観光客が入らないようなところに連れて行ってもらい、貴重な経験をさせて頂きました。

 

<空港のラウンジで問題が・・・>

チャーター時間も無くなってきたので空港へ向かう事に。

相変わらず、皆さん、クラクション鳴らしていましたが、もやはBGMのようですw

空港について精算すると70㎞以上も走っていたようで規定の距離を30㎞もオーバーしていたため、その料金が320ルピーくらいかかり合計1120ルピーでした。

 

インドの空港は一般の人は入れません。

当日のチケットが無いとダメなんです。

オレンジ色の入口のところでチケットと身分証明書(パスポート)の確認が行われています。

 

入ると親子象の像がありました。

インドらしいですね。

 

早速、ANAのチェックインカウンターへ行くと

「いらっしゃいませ」

と日本語であいさつがあり、先ほどまで言葉ばあまり通じなかったのですごくうれしくて話し込んでしまいました。

話しを伺うとデリーに赴任してきたばかりでそれまでは羽田空港のANAエアポートサービスで働いていた事を伺ったところ、知り合いが結構いましたw

私の猫仲間のマネージャーの部下だった事もわかり色々と話し込んで最後には名刺交換しちゃいましたw

 

デリーの空港事情とかも伺って、とりあえず、ラウンジでシャワーを浴びたい旨を話すと、シャワーはラウンジ内に3ブースしか無いのでラウンジに入ったらすぐに受付した方がよいのを伺いました。

ラウンジはエアインディアのラウンジ利用との事で。

 

そのアドバイス通り、受付けでシャワーを使いたい旨を伝えたのですが・・・

「50分待ちなので後できてください」

と言われたのでとりあえず、食事を頂きました。

45分後くらいにそろそろいいかなと思って行ったら受付の人が変わっていてシャワーを使いたい事を話すと

「タオルが無いので利用できない」

と(汗)

「タオルを持っているなら使ってよい」

となんか、上から目線でした・・・。

 

ただ、さっきと話が違うと話しても取り合ってもらえず、責任者と話がしたいと言っても責任者はいないの一点張りで困ってラウンジをでたところで階下にANAの制服を着た現地スタッフがいたのでエスカレーターを急いで降りてさっき話していた日本人スタッフの方はいないか聞いたらちょうどラウンジ入口に来てくれていたようで上から手を振っていましたw

急いでエスカレーターを上がって再びラウンジ入口で合流して、シャワーの件を伝えるとラウンジスタッフに抗議してくれました。

そうすると今度は

「搭乗まで時間が無いので使えない」

と別理由を・・・。

もはや、適当に理由をつけて使わせないようにしているとしか思えません。

 

そこで、ANAのハンドリングをしてくれているエアインディアの責任者が駆けつけてくれてやっとシャワーを使わせてもらえました。

こういう航空会社があるんだとびっくりしました。

 

シャワールームに入ると1時間ごとの点検チェックリストがあるのですが、3日前のシートが入ったまま更新されていません。

つまり、少なくともこの3日間くらい、全くシャワーを使わせていなかったのでしょう。

かなりの人が断られていたと思います。

 

<インド最後のネタ>

シャワーを浴び終わったのは出発の30分前、十分余裕があると思ったら先ほどのエアインディアの責任者の人が待っていてくれて「行きましょう」と。

「ずいぶん早いなぁ」と思っていたのですが、とりあえず、搭乗口へ向かうと結構遠かったです(汗)

 

で搭乗ゲートで先ほどの日本人スタッフがいたのでお礼を言い、

「まだ余裕ですよね?」

と話すと、

「いや、もうほとんどの人が乗ってしまっていて・・・、インドは出発時間より前でもさっさと搭乗させて出発する傾向にあります・・・」

との事で私待ちみたいな感じに・・・。

出発20分前なのに・・・。

 

乗った時に周りの乗客から「遅かった客」と白い目で見られる心配もしましたが、良く考えるとこの便では一番前の1Aの座席でL1のドアから搭乗すればほとんどの人に見られずに搭乗できます。

なので、

「今日は座席が1AなのでL1から乗ればほとんど気づかれませんよねw」

と話すと

「・・・インドはL2から搭乗するんです・・・」

との事で前から2番目の扉から入り、ビジネスクラスの皆さんの視線を浴びながら一番前の座席まで行きました。

 

と最後の最後までネタを提供してくれたインドでした。