桜淵公園というと、どうしても桜の季節が表に立っちゃってて、この場所の特徴なんかがピンとこないってのがあるんだけど、よーくよく考えてみれば「まちなかの市役所から10分も歩けば、岩あり淵ありの中央構造線上の奇観」がある」ってのは、全国探してもそうそう無いんですよねー。
こうやって季節とかじゃなくて、そもそも「存在が面白い・珍しい」ってのは、もっとアピールすべきところですよね。
だって地理や地形を知らなくて桜淵の風景だけ見た人が、まさかこの場所が市役所のある中心的なまちなかからすぐの場所、って思う人あんまり居ないと思います。
普通こういった結構ダイナミックな自然の場所って、都市の中心からは距離あったり、まち外れにあったりするものです。
例えば豊橋市役所の裏手も川ですが、平野部のなだらかな河ですよね。もし桜淵みたいな谷のような風情なら非常に特徴的と思える、というのに置き換えれば、新城がいかに珍しいまちなか配置になっているかよく解ります。
↓こんな本がありまして、
●奥三河には富士山級の巨大な火山があった!?
●奥三河に露出している大断層「中央構造線」とは!? あたりは面白いピックアップになっています。
鳳来寺山周辺を軸にして、阿蘇級レベルの火山でカルデラの名残というのは聞いたことがありますが、新城市の交通軸も中央構造線に沿ってまちなみも形成されており、そんな偶然の地形が感じ取れる最終の地点が桜淵ということに繋がっていきます。
観光なら、それこそ「桜淵ライン下り」とかあったってよさそうな景色なので、この桜淵公園とその周辺はもっと掘り下げてもいいかなと思いました。
桜淵公園自体のサイトもカンタンなものしか無いので、もうちょっと大事にしていくことは今後イメージアップになりそうではあります。
ヒプノシスマイク。