サウナオーギのビルがある界隈は、スパゲッティのチャオ、オーギヤパチンコなど、昭和レトロの数少ない豊橋の味わいのある場所ですが、サウナが老朽化で来年の1月中旬までで終了となるようです。
↓動画で解説しています。サウナブームで集客も増えている中、なんとも残念。お疲れ様でした60年間。
スマートボールのとこもやめちゃいましたし、パチンコのUSAも、駅前の路地はレトロで市電が走る豊橋独特の雰囲気がありましたが、やはり昭和中期からの建物や商売は、老朽化、高齢化、後継ぎが居ない、オワコン化など、年を追うごとにひとつ、またひとつとサヨナラしてしまうのがなんとも切ないのでありまして。仕方ないことですけどね。
コメダ珈琲など、スタバなんかの逆を行くレトロ方向というのは、今や海外でも人気になっていて、フランスなどではカフェより日本式の喫茶店づくりで集客が増えてるお店も。
また、日本に来る外国人の密かなお楽しみになってるのが、日本のスナック文化だそうで、スナック、つまりスタンドバー・カラオケバーです。大勢ホステスさんが居るとこではなく、こじんまりとした一人営業や席数もそんなにない店。
日本の夜のスナックは、ママさんとのおしゃべりやもてなすサービス、おつまみや軽食、カラオケで一緒に盛り上がる、話を聞いてくれるなど、海外にはない独自性の文化だそうでして、やはり向こうでも子供の頃から見ていた日本のアニメのアニソンなんかをカラオケで唄って周りが盛り上げてくれる、みたいなのが楽しくて来日の度に通ってる、というのが増えてるということですね。
ここんとこ日本の古き良き喫茶店ブームで来日外国人のお客が増えてる、というのが続いてますが、日本人があまり行かなくなったスナックに外国人が来る、というので、常連さんはちょっと複雑な面もあるようですがお店としたら景気や世情で客足が遠のいた分、救世主ともなっています。
こういうのは地元の目線だと自分とこの良さが分かりづらい、というのと同じで、そういう目線で言えば、豊橋や新城のレトロ文化などは、もっと地元人が街の特徴として次に繋げてくって目線もいいんじゃなかろうかと思います。豊橋では水上ビルでいろいろイベントやったりしてますので、そういう方向は若い人のほうが気づいているのかもですね。
意外と日本人や地元の人が気づいていないとっておきの良さ、というのがまだまだあるってのは、上手に工夫して使っていけば今後もっと良い方向に向く、というのに継ってゆくのではないでしょうかね。