夏休みになると、思い出す出来事があります。

 

これも現職時代の話ですが・・・

 

夏休みに、旦那さんのご実家が孫を預かりたいと言ってきたので、かなり悩んだけど、3泊4日だけ、お願いすることになったご家庭がありました。

そもそも、預かってほしいという気持ちはなかったので、そんな中、預けるというのは気が重かったとか。

 

「息子さんは、どうだったの??」

「どっちでもいいって、感じでした・・・。兄弟が一緒なら楽しいで

 しょうけど、一人っ子だし、じーじとばーばと遊ぶと言っても、ア

 クティブな遊びはできないし・・・」

「そっか・・・。そういう環境だと難しいのかもね・・・」

 

ここまでは、普段の様子を聞いているという、ごく普通の会話だったのですが・・・

 

学校の宿題を持たせて、いざ旦那さんの実家に泊まってみたら、持ち帰った宿題を見て驚愕したということでした・・・。

 

小学校2年生のお子さんの作文の宿題を見ると、到底、小学校2年生の文章とは思えない文章が書いてあったとか・・・。

 

お祖母ちゃんが夏休みに泊まりにおいでと言ってくれたこと

年をとっているのに、僕を預かってくれたこと

美味しいご飯を、たくさん食べさせてくれたこと

家では、こんな豪華なお食事はできない

年をとっているのに、こんなに頑張ってくれてありがたい

僕も、お祖母ちゃんのように、孫を愛せる大人になりたい

 

・・・・・・・!!

 

ママがスクショを見せてくれたのですが、確かに、小学2年生が書くような言葉ではなく、書かせられたなと思う内容でした。

 

その作文を確認していたら、息子くんが泣き出してしまったそうです。僕が書きたかった作文じゃないと・・・。

 

そりゃ~、そうよね。

小学校2年生で、孫を愛せる大人になりたいなんて、捻っても出てこないよねぇ・・・

と笑ってしまった私でした。

 

頑張った自分の軌跡を残したかったのかなぁ・・・ (;^_^A

 

そして、この作文を書き直すことがいいのか、このままにするのがいいのか悩んでいるとのことでした。

 

なので、それは息子くんに決めさせてあげようよ!と言いました。

お祖母ちゃんの行為をわざわざ否定しなくてもいいし、読み直してみて、自分の気持ちじゃないと言うなら、書き直せばいいし・・・。

自分の宿題なんだから、決定権は息子くんね音譜

 

ママにそう伝えると、そうですねと別れました。

 

母親が子どもの宿題の主導権を握り、手を出してしまうというのは、よく聞く話でしたが、お祖母ちゃんまでもはてなマークと驚いた相談でした。

 

私の想像では、夏休みの思い出と書き出していたら、我が家に泊まったことを書けばいいとなり、いつしか自分の手柄に移ってしまったのではないかと・・・ (´艸`*)

 

息子くんは、結局、作文を書き直すことに決めたそうです。

自分の気持ちではなく、こういう風に書きなさいと言われて書いたものなので、どんな気持ちで書いたかって言われたら、嫌な気持ちで書いたって言う、と言ったとか ←大爆笑しました爆  笑

 

過干渉気質の親や祖父母は、自分の思いを相手に背負わせようとします。相手の気持ちがどうかというより、自分が正しいと信じてやまない方向へ導こうとします。

 

子どものことに関しては、夫婦で話し合って決めますと、宣言することも必要でしょうね。

 

今回の件は、息子くんがはっきり自分の気持ちを宣言してくれましたので、作文も書き直すことができました。

ここで、書き直すように親が介入し過ぎるという行為も、祖母の行為と変わらなくなりますし、大人の揉め事に子どもを巻き込む形になります。

祖母の行為が悪い行為として動くより、息子くんの気持ちを尊重したことに大きな意味があるのです。

 

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。