24時間テレビ、今年も始まったようですね

 

やす子さんにはやす子さんなりの経験もあり、思いもある事と思います。

 

番組を通して、養護施設に恩返しをしたいというコンセプトになっているようですが、養護施設に寄付をしたいという気持ちに、どうこういうつもりはないですが、養護施設に対するイメージが独り歩きしないといいな・・・とも思っています。

 

養護施設で生活をするということは、養育する家庭に養育できない理由があっての入所です。

 

その理由も様々です。

 

保護者の病気や怪我、経済的理由・・・など、養育することが困難になってしまった理由があっての入所となります。

やす子さんがご自身の体験をオープンにすることで、養護施設へのイメージをいい方向に提示してもらえるのではないかと思うのですが・・・。

 

一般の家庭に比べたら、親に甘えて欲しいものを買ってもらうという、そういう場面はありません。

 

毎日が集団生活なので、かなり賑やかです。

 

養護施設は、養育困難となった保護者とその子どもたちを守る為の施設です。

 

 

養護施設出身で茨城県高萩市の市長になった、草間吉夫さんという方がいます。この本も、是非、お読みください。

 

 

現職時代に、里親制度の勉強会で講演をお願いしました。

 

勉強会の前に、執筆された本を拝読しましたが、自分がいかに恵まれているかを痛感しました。

 

私が現職時代に、こういった施設があることは当然知っていましたが、施設での生活よりも”家庭”の中で生活をすることの大切さを知ることとなります。

 

里親の中にも、いろんな種類があることをご存知でしょうか?

世間一般に知られている里親は、最終的に養子縁組をする制度の方だと思います。

 

 

児相に緊急一時保護をされたお子さんの中には、養育家庭(養育里親)の元で生活をするほうがいいだろうと判断される場合があります。子どもにとったら、親戚の叔父さんの家に預けられたというような感覚になるのではないかと思う環境となります。

 

自分の家ではないけど、一般の家庭ですので、保護されている間に学校に行ったり、近所で遊ぶこともできるわけです。

 

なるべく、普段の生活リズムを崩さずに生活ができるという点では、お子さんにとってもメリットがあります。

この里親さんが増えると、さらに子どもたちの心の安定を図れると思っています。

 

子どもを守る為の施設が充実することも、大切な課題ではあるのですが、子どもが安全に過ごすための、心が落ち着けるようなご家庭で預かってもらえる制度の充実も、是非、進んでほしいと思っています。

 

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。