増上寺の三解脱門と本堂とカフェと、東京タワーと麻布台ヒルズ | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を公開中。

『脱出ゲーム 香川県からの脱出』に登場する、歴史上の人物ゆかりの場所を巡る旅。
香川県にゆかりのある人物のもとを訪ねるため、増上寺へと向かいます。

 

 

 大門(浜松町)('23.9.25)

 


増上寺といえばまずはこの三解脱門(三門)が、よく知られてますし、よく目立ちます。
川瀬巴水の浮世絵(新版画)でも有名ですし、箱根駅伝をテレビで見たら、1区の序盤に必ず映ります。
江戸時代初期の1622年(元和8年)建立。増上寺は第二次世界大戦の空襲で伽藍の大部分が失われてしまいましたが、この三門は被害を免れ、増上寺がこの地に移転した頃から残っている唯一の建物です。重要文化財。

 

三門から大殿(本堂)までの参道は一直線。三門で煩悩を解脱して、西へ延びる参道を通り、極楽浄土の阿弥陀如来に至るということを表しているのだそうです。

参道の左右に、気になるものがいろいろと。
まず、法然上人御降誕850年を記念して、1982年(昭和57年)にタイムカプセルが埋められたことを示す碑。御降誕900年になる年に開けるそうです。9年後です。
(法然上人は1133年(長承2年)生まれなので、開けるのは10年後かも)

アメリカのグラント大統領が植えた松と、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領が植えたコウヤマキ。
ホテルニュージャパン火災(1982年)の被害に遭われた方々を供養する聖観音像。

 


大殿(本堂)は空襲で焼失し、現在の建物は1974年(昭和49年)に再建されたものです。
御本尊は室町時代の阿弥陀如来像。

 

増上寺の創建は1393年(明徳4年)。
1598年(慶長3年)現在地に移転し、徳川家の菩提寺になるとともに、関東十八檀林(学問所)の筆頭として、また全国の浄土宗の宗務を統べる総録所として、大いに栄えました。

しかし明治になると、規模の縮小を余儀なくされ、さらに第二次世界大戦時の空襲により、伽藍の大部分を失いました。
戦後、仮本堂に代わって1974年に大殿が再建されると、少しずつ境内が整備されていきます。特に平成に入ってからの諸堂建立の動きは目覚ましく、今世紀に入ってから建てられた、あるいは建て替えられた堂宇も数多くあります。

 


大殿も立派ですが、その後ろにそびえ立つ、東京タワーが印象的。

 

阿弥陀様にお参りしようと思ったのですが、昨日からの疲れと、寝不足と暑さと空腹のせいか、ここで完全にスタミナ切れ。
参拝後に訪れるつもりだった、境内にあるカフェへ先に向かい、休憩と腹ごしらえをすることにしました。
「TERA CAFE SHIEN」(芝縁)。こぢんまりとしてますが、ゆったりできそうな雰囲気。
そば屋だった建物を改装して、2022年3月にオープンしたそうです。


ほうじ茶のケーキと、オレンジジュースでひと息つきました。

 


元気が出たところで、大殿に戻って阿弥陀様にお参り。
昔ここへ来たときにも、後ろの東京タワーはよく目立っていましたが、今回はさらにその後ろに、真新しいビルが建っています。
これが6月30日に竣工したばかり(開業は11月24日)の、「麻布台ヒルズ森JPタワー」。高さは330メートルで、あべのハルカス(300メートル)を超える、日本一高いビルとなりました。

増上寺

麻布台ヒルズ

 

 

鉄道コム
 

「増上寺の黒本尊は、特別な御利益があるという阿弥陀様」に続く)

 


※これまでの「日本縦断紀行」はこちら。

 

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