2023年8月22日(火)宝塚公式HPにて、こっちゃん(礼真琴)の状況報告がありました。
(以下、文章まま)
星組 東京宝塚劇場公演『1789 -バスティーユの恋人たち-』は、8月19日(土)より主演者等に代役を立てて公演を行っております。
休演しております礼真琴は順調に回復してきており、復帰につきましては、あらためて宝塚歌劇公式ホームページ等にてご案内いたします。
お客様には、ご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
異例の報告に、宝塚ファンは驚きつつ、喜びました。
中日新聞は、SNS上に溢れた(劇団への)感謝の声を拾って記事に。
(以下、抜粋)
X(旧ツイッター)では「宝塚歌劇公式ホームページ」がトレンド入り。
「劇団がこんな報告出すことに驚き」
「すべての休演者についてこういう経過報告を出してほしいな」
「ああうれしいお知らせ 劇団様ありがとうございます」
「安心して泣けてくる」
「礼さんが1日でも早く戻って来られますように…」
など歓迎するコメントがあふれた。
そして同日、文春オンラインから出た記事。
《復帰未定》宝塚星組トップ・礼真琴
休演の裏に車椅子、大量発汗、喉の異変
・8/13(日)時点で体調不良者が複数出ていた
・8/15(火)袖には車椅子が用意されていた
・喉のポリープ悪化
…といった事が書かれていたとか。
「文春の記事が出るから、先回りしての牽制だったのか」
と劇団に失望する声も上がりました。
そうですね、劇団が進んで(必要または適切な)情報開示に踏み切ってくれれば、言う事なし。
…ですが、文春対策だとしても、今回の情報開示は大きな前進。
これがメディアの意義。
文春砲の是非は問われますし、必ずしも適切な記事内容とは言えないかもしれません。
ただ、多方向の意見が出たり、議論が交わされることは、とても良い事だと思います。
『1789』のロナンやデムーランも、『ベルサイユのばら』のオスカル様やベルナール・シャトレも、言論や思想の自由を求めて戦いました。
ただ、自由は何でもアリってことじゃない。
『1789』では「他者を傷つけない限り」と自由を制限しています。
文春は収益が上がる記事を書かねばなりません。
資本主義・自由競争の経済構造で商売してるので。
劇団は劇団なりの事情があるのでしょう。
個人や法人の数だけ、それぞれの正義、それぞれの言い分があるでしょう。
事実は一つだとしても、焦点をあてる側面によって、見えてくる姿は変わるかもしれません。
コナン君は「真実はいつも一つ」が決め台詞。
対して整くんは「真実は人の数だけあるんですよ」
どちらの視点も、あっていい。
どんな思考も、あっていい。
それが誰かをいたずらに傷つけなければ。
そう発言できる自由を享受できる、私たちは幸せです。
※コナン君(江戸川コナン)
『名探偵コナン』青山剛昌
※整くん(久能整/くのう・ととのう)
『ミステリと言う勿れ』田村由美
こっちゃん(礼真琴)の病状は深刻だろうと、想像しています。
責任感や罪悪感は手放して、今は療養に専念してほしい。
そう願っています。
▽ こっちゃんは出来る事はした。