2023年8月27日(日)星組『1789-バスティーユの恋人たち-』が大千秋楽を迎えました。

 

初日から波乱万丈の公演でした。

 

本拠地2日目から、長期の公演中止。

(新人公演を含む)

 

東京では公演中止を経て、代役公演を決行。

(予想を超える大好評)

 

千秋楽直前、文春砲と本役の復帰。

(ハラハラ、ハラハラ)

 

酷暑の中、お疲れさまでした…!

 

配信視聴の感想とメモメモ。

印象に残ったポイントをピックアップ。

 

曖昧な記憶に基づいています。

順番は前後するかも。

科白はニュアンス。

 

 

★復活!礼真琴

 

主演の礼真琴(95期・研15)が8/24(木)から舞台復帰。

おかえりなさい、こっちゃん。

 

千秋楽は歌声など、のびやか。

元気そうに見えました。

アドレナリン大爆発させてたかも?

 

カーテンコールでは、全方位に配慮したご挨拶。

ユーモアも交えつつ、宝塚的にギリギリ踏み込んで話してくれたと思います。

ありがとう、こっちゃん。

 

 

瀬央ゆりあ・組替ごあいさつ

 

専科へ異動に際し、瀬央ゆりあ(95期・研15)の挨拶がありました。

 

瀬央「どんな時も身を粉にして星組を導き、私に舞台に立つこと、舞台を創る刺激、楽しさや喜びを教えてくれた礼真琴」

 

同期だけど、トップさんに対するリスペクトに溢れてます。

 

 

★代役公演

 

礼真琴。トップスターご挨拶

 

礼「私事ではございますが、舞台に穴を空けてしまう、主演として情けない事をしてしまいました」

 

礼「ご心配ばかりおかけして、申し訳ございませんでした」

 

真面目なこっちゃん…己を責めすぎないでほしい。

人間は壊れるから。

 

礼「最強の仲間たちが代役公演をしてくれました」

 

「ロナン・マズリエを演じてくれた暁千星、ありちゃん」と言いながら、上手後方のありちゃんを振り返る礼さん。

 

涙腺のネジが飛びそうになりそうなお顔で、ペコッと頭を下げる暁さん。

 

そんな可愛くもいじらしいありちゃんを抜いてくれて、ありがとうカメラさん。

 

 

★暁千星にゾッコン

 

すこし脱線。

Twitterでたまたま見かけたのですが。

 

暁千星の商品企画を手掛ける事になったスポンサー企業の社員さんが「担当になったから」と宝塚デビュー。

 

生まれて初めて観た宝塚が、暁千星ロナンの代役公演。

(引きの強さを感じます)

 

「暁千星かっこいい。ものすごい覚悟とオーラ」

控えめに表現して、大絶賛。

 

純粋なファン心理を吐露されてました。

運命の出会いですね。

 

ありロナンは現在、代役公演を観た方の記憶だけに残る存在。

マボロシに近い、朝露のような。

それだけに忘れ難いのでしょう。

 

イワタニさんの商品企画に期待が高まります。

(しまった、これじゃ私が回し者)

 

 

まゆぽん

 

礼「専科の輝月ゆうまさんにお力添え頂きました」

 

輝月ゆうま(95期・研15)照れつつ、お辞儀。

 

礼「舞台上でも、それ以外でも支えてくれた、まゆぽん♡」

 

同期ですもんね、心強さ倍増。

 

礼「次に共演する時はいじめないで下さい」

 

いらずらっぽく笑うこっちゃん。

ロナンはペイロールに足蹴にされまくるものね。

 

礼「次は仲良しの役がいいね♡」

 

 

退団者といっしょ①

 

幕が上がると、退団者3名とトップさんのみ。

 

天路そら(99期・研11)

礼真琴への尊敬をこめたコメント。

かっこいい礼さんと一緒に舞台に立てて幸せ、みたいな事を。

 

礼「まなつは最高にカッコイイ。一家に一まなつ!」

 

礼「阿弖流為ではタクマ役、後から仲間に加わる難しい役でね」

 

礼「まなつは立ち姿が美しい」

 

…と、こっちゃん倍返しで褒めちぎる。

さすがトップさんや、負けてへんで!

(何を張り合うんや、何を)

 

 

退団者といっしょ②

 

有沙瞳(98期・研12)

 

有沙「雪組から星組へ来て、本当に良かった」

 

有沙「星組へ来て最初の作品※が阿弖流為」

 

こっちゃんの相手役ヒロイン(佳奈)でしたね。

※正確な星組デビュー作はスカピン。

 

有沙「最後に『赤と黒』でも礼さんと組ませて頂いた」

 

こっちゃんの相手役ヒロイン(レナール夫人)でしたね。

 

礼「みほと舞台に立つと、いつも心がグルグルに動く」

 

礼「心で歌い、芝居をする人だよね」

 

こっちゃんにとって印象深い相手役さんの一人なのね。

 

 

退団者といっしょ③

 

音咲いつき(96期・研14)

 

まこっちゃんは「おんなさき」と呼んでました。

 

音咲「琴さんの背中を見ていなければ、こんなに長く走れませんでした」

 

礼「おんなさき?おとこさき?との付き合いは長いよね」

 

本科生と予科生の関係のふたり。

 

礼「まず、顔が似てると言われてた私たち」

 

礼「よく間違われたね」

 

礼「おとこさきが新しい扉を開く事になってね」

 

性転換ですね。

 

礼「最後のおとこさき阿弖流為の諸絞。渋かった」

 

音咲さん、うれしそうな笑顔。

 

礼「これからの三人の人生も応援してるからね」

 

 

もはや自分

 

皆を呼び寄せて、あらためて。

 

礼「組替する瀬央さん」

 

…と呼びかけておきながら、有沙瞳を挟んだ隣にいる瀬央さんを

 

礼「顔は見ない」

 

見たら泣いちゃうから?

 

礼「なおちゃんとは音楽学校で初めましてからずっと17年間、家族より一緒にいる時間が長い」

 

礼「これをなんて表現したらいいのか…」

 

礼「もはや、自分?」

 

瀬央ゆりあは自分自身?

 

礼「…と昨日、寝る前に思いました」

 

こっちゃんの方を見つめる瀬央さん。

瀬央さんを横目で見て、ぐぐぐっと堪える礼さん。

 

礼「私たちプロだから、泣かない!」

 

各方面にわたり、プロ意識が高い礼真琴。

こっちゃんも、せおっちも込み上げるものを抑えまくり。

そこはもう泣いても良いのでは?

 

でも、必死でこらえる二人も可愛かった。

転んでも泣かないガキ大将みたいで。

(褒めてます)

 

「一緒にいるのが自然すぎて、離ればなれになったら、どうなるのか、想像もつかない」とも仰ってましたね。

 

『もはや自分』は「大劇場さん、さようなら」に匹敵する名言。

どちらも笑えて泣けて、なんとも切ない名言です。

 

淋しくて愛しくてどうしようもない気持ちから絞り出された言葉だからやろね。

 

『もはや自分』は礼真琴から瀬央ゆりあへ贈る、最上級の言葉の花束。

 

 

Happy Birthday

 

礼「今日8月27日は、舞空瞳の誕生日です」

 

こっちゃんのサプライズ発言に、ひっとんビックリ。

客席から、大きな大きな拍手。

 

舞空「ありがとうございます」

 

ぺこり、お辞儀をするも拍手は止まず。

礼さんに促され、おずおずと

 

舞空「誕生日に礼さんと同じ舞台に立てることが、何より幸せです…」

 

大粒の涙があふれ、両手で顔を覆い隠すひっとん。

 

礼「心配かけて、ごめんね」

 

優しくひっとんに声をかける礼さんでした。

夫婦愛…!

 

礼「休演していてこの場にいない瞳きらり、珀亜れい」

 

礼「珀亜れいも今日が誕生日です。おめでとう」

 

休演している下級生の誕生日まで把握しているとは!

さりげなくサラッと言ってたけど、ジーン…。

 

珀亜くん、配信みてるよね…?

私が珀亜くんなら、卒倒する…。

 

 

★星組パッション

 

4度目くらいのカテコかな?

 

礼「星組パッションやりましょう」

 

礼「まなつが『熱いぜ!』と言ったら、皆さんで『星組』と…」

 

天路くん、えっ?!

 

礼「急に振るでしょ?」

 

ふふふ、とこっちゃん。

 

有沙瞳、音咲いつきにも「燃えろ」「進め」を割り振る。

そのたび、

 

礼「急に振るでしょ?」

 

…と繰り返すこっちゃん。

(急に振ってごめんね)って気持ちがダダ洩れ。

丁寧な人だなぁ。

 

礼「そして、瀬央さんが『ほぉ~しぐみぃ~』と言ったら、皆で『パッショーーーン』と」

 

退団者と組替していく瀬央さんに、それぞれ音頭をとらせる。

素敵なはなむけですね。

 

 

★一矢報いる

 

鳴り止まぬ拍手に応え、緞帳前に出てきたこっちゃん。

 

礼「ありがとうございます」

 

礼「私から発信する機会がなくて、憶測が飛び交っています」

 

礼「何を信じるかは個人の自由です」

 

礼「自由とは、誰かを傷つけない限り何をしても良い」

 

劇中の名言に客席、感嘆。

 

礼「…と、ロナンも言ってました」

 

客席も笑いながら拍手。

 

礼「私は生まれてこの方、一度も喉にポリープが出来たことはございません」

 

客席、大爆笑。

私もパソコンの前でぶはは!

 

いやぁ~!

一矢報いましたね!!

 

波乱万丈な、そして心に響く千秋楽でした。

 

 

▽ おめでとうございます

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