2023年9月2日(土)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、雪組『双曲線上のカルテ』を観て来ました。
梅芸会員になって早や幾年…メインホールはともかく、席数が少ないドラマシティは「落選≒通常運転」
同じく会員の妹達に協力してもらっても、道のりは険しい。
和希そらと縣千がタッグを組む『双曲線上のカルテ』は絶対観たかったので嬉しいかぎり。
最悪、配信がある…と思ってはいても。
配信は「ここを見ろ」とカメラさんが見所をおさえてくれます。
顔のアップも見えれば、全体のフォーメーションも見える。
仮に生で観れても、配信で見て気づく事もあります。
劇場では、自分の五感で選択してます。
何が引っ掛かるか、すごく楽しみでね。
なるべく生観劇はつづけたい。
縣千は101期生の初舞台で袖から出て来た瞬間、インパクト大でした。
顔が見えなくても「縣がいる」と判る…という。
(暗がりや、帽子被ってても)
(動きや立ち方で判るんですね)
縣千出演の舞台(新人公演含む)をほぼコンプリート観劇できたのは(配信なかったものね、最近まで)友人達と妹のおかげ。
特に明日海Love友の人海戦術は大きかった…。
(当時は友会チケット、事前に発券できたので)
「みりお様がいながら、浮気者ー!切腹!!」と怒るどころか、縣を皮切りに次々と目移りする私に協力してくれました。
そんな訳で私にとって、縣といえば明日海Love友。
「ドラマシティ≒落選」と同じく、ほぼイコールで結ばれています。
朝夏Love友、真風Loveな御仁にも協力して頂きましたなぁ。
なんだか走馬灯が…って、死なない、死なない。
まだ死なない。
それでは、和希フェルディナンドそら先生と縣ランベルト千先生の診療感想に移りましょう。
(前置き、長すぎ)
(ホンマそれ)
★石田昌也(監修・脚本)
初演は石田先生が脚本・演出を担当。
原作は渡辺淳一氏の小説『無影燈』
花組バウ・ワークショップ『殉情』に続き、演出を若手に任せて監修。
『殉情』に比べ、本作は換骨奪胎ぷりが凄かったようです。
(初演と再演の相違点を比較してる方がいらして)
(すごい!なるほど!…と読ませて頂きました)
(ありがとうございます♡)
若手を見守りつつ、大胆な変更も許容する懐の深さ。
これぞ、若手育成のひとつの在り方ですね。
★樫畑亜依子(潤色・演出)
基本は初演の設定を踏襲。
…ですが、大胆な変更にも着手したとか。
樫畑先生は交通整理が得意ですよね。
新人公演を担当される場合も、それが如実に出ています。
動線の整理や、花道を使って「見えてなかった処」を見せたり。
毎回、本公演の流れは一切変えず、より判り易く仕上げる。
今回も主要な箇所はしっかり残されたそうです。
たしかに物語が判り易かった。
樫畑先生は順調にキャリアを重ねながらも、ある時期からややスローペース気味に。
プライベートとの兼ね合いなのかな、と想像したり。
それはあくまでも想像ですし、誰しも私生活はありますわな。
様々な経験も作品創りに生かしていかれる事でしょう。
樫畑先生の大劇場デビューが近いことを期待しつつ。
★和希そら(96期・研14)
フェルディナンド・デ・ロッシ
腕が良く、視野も広い医師
酒と女にだらしない面も
和希そらは期待を裏切らない。
歌よし。
芝居よし。
ダンスよし。
ビジュアルも、メイクや鬘など、研究に余念なし。
素顔はキュート系なのに、クールビューティに変身。
宙組時代、朝夏まなとにイジられて注目を浴び始めた和希さん。
三枚目イメージがついたにも関わらず、それを払拭。
いまや、二の線ですからね。
しかも、超実力派の。
雪組への組替に際して、ではなく。
宙組にいる間から、路線変更しましたが。
大変だったと思います、一度ついた印象を変えるのは。
一度ついた印象の払拭といえば、96期。
96期という事で、マイナスイメージを持たれる。
厳しいスタートを切った劇団生活でした。
男役としては、かなり小柄。
身長のみならず、骨格も華奢。
本作の衣装は、補整しにくいモノもありました。
シャツ一枚にスラックスとか難しいよね。
シャツイチは、どの男役にとってもハードルが高いでしょう。
とりわけ、小柄で華奢だと厳しそう。
縣ランベルトと隣同士でソファに腰かけた時、気づきましたが。
和希さん、腰の位置が高めなのかな。
ソファに座ると、座高が低い。
「胴が短い=脚が長め」って事ですが。
ただ、座高が低いと、座るとより小柄に見えるのがネック。
そして胴が短いと、逆三角形ラインのプロポーションを作りにくい難点も。
腰の位置が高いといえば、朝夏まなと、鳳月杏を思い出します。
彼らは身長に加え、骨格がしっかりして肩幅があるから、逆三角形ラインも作り出せるし、大きく見えるのでしょう。
…と、そんな今更な発見ですが。
本来ならメリットの要素です、腰位置の高さは。
「立ってるだけでリアル男子」な縣千とガッツリ組むこと。
これも課題の一つでしょう。
その険しい山は、フェルディナンドという人物を魅力的に造形することで克服しました。
院長夫人(五峰亜季)が「男性として魅力的」と目がハートになりますが、うんうん、そうそう、納得。
仕事が出来て、ミステリアス。
クールな反面、患者やその家族への想いは深い。
弱さや可愛げも見え隠れ。
煙草に火を点けたり、ふとした仕草がセクシー。
…かと思えば、ふわっと柔らかく笑ったり。
いやぁ、これはモテるでしょ。
守ってあげたい、理解したいと思うでしょ。
微細なニュアンスを計算し尽くした演技。
それを自然に魅せる。
フェルディナンド先生の最終決断は正直、やや疑問が残ります。
先生と同じ立場ではないので、解らないのかもしれません。
それ以前に、他者を100%理解しようとする方がおこがましいのかもしれませんが。
自分の事も分からなかったりしますものね。
和希そらもまた、どこか掴みどころがない人だと感じます。
そして、それが魅力のひとつなんですね。
残り少ない命をつかい、病気の研究に捧げる。
それをランベルト(縣千)が引き継ぐ男の友情も胸熱。
モニカは、フェルディナンドの故郷で終末医療に携わっていく。
同じ私設で、フェルディナンドが治療したチンピラ達が介護士として勤務しています。
関わった人々がフェルナンド和希の遺志を汲んでくれてて、愛されてます。
★縣千(101期・研9)
ランベルト・ヴァレンティーノ
生真面目で熱血漢の医師
縣くん、舞台復帰おめでとうございます。
舞台姿をみるかぎり、完全回復にみえます…が。
怪我にしろ、病気にしろ、まだ治りたて。
どうぞご無理なさいませんよう。
ランベルト先生は、久々に縣に惚れ直しました。
出て来た瞬間から延々とかっこいい。
立ってるだけでカッコイイ。
スーツや白衣が似合うのは当然として…
七三分け(じゃんね?)まで似合うって!
どゆこと?!
それで眼鏡かけてみそ?
押しかけ女房になるよ、わたし!
グサグサ失礼発言かますけど、そこもイイ。
生真面目さが際立ってます。
目の前にいたら、パンチかもしれんが。
(ええんちゃうん?)
縣くんの横顔は彫刻レベル。
高い鼻梁はもちろん、平たい額がよく効いてる。
リアル男子に見えますね、ホンマ。
丸くふくらみがちな女子の額。
男役さんは身体の各所を補整しますが、さすがに額は補整不可。
補整不可な場所として、手や指も挙げられます。
手も大きく、指も長いものね。
あとは発声と歌唱ですね。
これは大きな関門ですが、短所と長所は裏表なので。
苦手分野は、それが得意な人に頼る方法でクリアするのも有だと思います。
縣くんはギリギリまで努力し続けるだろうけど。
苦手な事にも挑戦し、努力する姿勢も魅力になります。
そして人に任せる事もまた、人としての大きさに繋がると私は思います。
今は「自分で何とかしよう」ともがく時期ですね。
おきばりやす。
上手い人(和希そら)とのデュエットは良い感じでした。
上手な人が引き上げてくれるのかな。
感覚的に学べるのかな。
夢を見せる最初の一歩であり、初心者ホイホイ。
そして宝塚音楽学校における、重要な受験資格。
それがビジュアル。
宝塚歌劇や芸能において、メチャクチャ重要。
それを改めて思い出させてくれました。
縣のリアル男子っぷりにやられたぜ。
…いえ、違いますね。
リアル男子にも、こんなカッコイイ人おらんわ。
ちなみに、縣くんは小芝居小僧でもあります。
モブの頃から、ほんっと楽しそう。
『壬生義士伝』新選組宴会での池波くんは、縣小芝居Maximumかと。
本作でも、どんな場でも(己がその他大勢状態でも)ランベルト先生として存在していました。
そして、ダンス。
大好きで大の得意のダンス。
踊ってる時の縣くんも進化してます。
下級生時代は「俺を見ろ!」でした。
今はフッと微笑って沈黙。
言下に『俺しか見えないだろ?』
…という段階に入りつつあるかと。
目を奪ってくれます、ホンマ。
★華純沙那(106期・研4)
モニカ・アッカルド
素直な新人看護婦
当時はまだ「看護婦」「看護士」と表現する時代でしたね。
明るく無邪気なモニカ。
素直で純真な人間性が、フェルディナンドの心を開きます。
小柄で可愛らしく、和希そらとの並びも良し。
歌声も安定していて、綺麗。
ソロもデュエット(with 和希そら)
可愛い華純さんですが、可愛いだけじゃない。
数年後の姿は、発声や仕草から大人の落ち着きを感じます。
少し未来の雪組は、小柄な男役がトップに立つ可能性大。
(朝美絢にせよ、和希そらにせよ)
それだけに、小柄で出来る娘役は期待されてるのかな。
※華純を佳純と誤変換していました。
不注意ですみません。
教えて下さり、ありがとうございました♡
★野々花ひまり(99期・研11)
クラリーチェ・マルチーノ
院長の娘で、フェルディナンドと男女の仲
最初に登場した時、青いスパンコールのスーツ姿にギョッ。
バブル時代ファッションのようでした。
原作は1970年初めに書かれたので、バブルより20年近く前。
その後、着替えるたびに色合いもデザインも落ち着き、ラストは白とベージュのパンツ姿。
趣味の良いカジュアル・ビジネスファッションでした。
病院が舞台なので、登場人物の殆どは変りばえしない制服。
その中で、ファッショナブルなクラリーチェはひと際、華やか。
衣装で心情を表現している、唯一の人物でもありました。
役によって印象が変わる、ひまりちゃん。
服によって印象が変わっていく様子を邪魔しない表現者ですね。
難病克服の経験を経て一皮むけた様子が、さっぱりした顔つきから伝わってきました。
物語の最初と最後で、大きく変化を遂げた一人です。
★咲城けい(102期・研8)
アントニーオ・リナルディ
クラリーチェの異母兄
院長が結婚前、アニータとの間に儲けた息子・アントニーオ。
父親のことは知らずに育ちました。
渡英直前、己の出自を知ったアントニーオ。
異母妹クラリーチェとHLA型が合い、骨髄液を移植。
妹の命を救いました。
本当によくできた好青年。
こんな息子、ほしい。
ただ、一つだけ気になることが。
院長との関係を清算し、今からでもアントニーオの認知と養育費を請求しようとする母・アニータを止めるアントニーオ。
「お金を請求することで、母さんの恋の思い出がなくなる」と。
そこは止めなくていいよ?
養育費は、慰謝料とは別モノだから。
養育費は、子どもの権利だから。
そこがね、その観念が非常に気になりました。
時代が違うとはいえ、そこはゴッチャにしたらアカン。
創作物が与える影響は、バカにならないので。
咲城けいが雪組に来てから、最も印象に残る役ではなかろうか。
控えめな華やぎがあって。
咲城くんは小柄なイメージがですが、スーツとコートが似合う。
スラッとして見えました。
スーツを着こなす男役、グッと来ます。
★夏美よう(専科)
セルジオ・マルチーノ
病院長で、クラリーチェとアントニーオの父
婿養子で、妻に逆らえない
暑苦しいイタリアンな見た目に比べ、そわそわ、ひやひや。
妻に気を遣い、元恋人のアニータにも頭が上がらない。
病院を経営し、娘の結婚相手を吟味し…と、大忙し。
さらに、選挙に打って出ようと企んだり。
野心家ですが、どこか哀愁が漂ってます。
可哀想なお父さん、と申しますか。
ちょっとピエロ的なおかしみがあって。
ずるい男で、どうしようもない男。
でも、憎めない。
娘を愛してる父親だし。
悪人じゃない…と伝わってくるバランス感覚が何とも言えず。
五峰亜季との夫婦もばっちり。
夫婦漫才コンビを組むといいかも。
★五峰亜季(専科)
ロザンナ・マルチーノ
院長夫人で、クラリーチェの母
前院長の娘で、実権を握っている
キュートで可愛らしい五峰さん。
シリアスなドラマの中で、笑いを振りまいてくれる存在。
最初、役がコメディに寄り過ぎ?
ちょっと演技が大袈裟?…と思いました、が。
ランベルト縣先生とのやり取りで、わかりました。
無自覚に失礼発言を繰り出すランベルト縣とのバランスは、五峰ロザンナくらいでちょうどいい、と。
診察なので、失礼ね!と真っ向から言えず、モヤモヤ、プンスカする気持ちが伝わる、伝わる。
ロザンナが登場するたび、笑いへの期待感が生まれました。
明るさが溢れ出て来る五峰さんは、登場するだけで花が咲いたよう。
お歳を重ねても変わらない、可愛らしい雰囲気と容姿で和ませて下さいます。
★希良々うみ(100期・研10)
アニータ・リナルディ
バーのママ
院長との間に、愛息アントニーオを儲けた
ちょっと崩れた色香あり、ビジネスウーマンでもあり、息子を育て上げた母親であり。
なんとなくズルズル続いた院長との関係を清算しようと考えるのも、どちらかといえば院長側の都合に合わせたもの。
清算に際して、受け取っていなかった養育費の請求を考えたのも、息子のため。
基本的に、誰かのために生きてる人なんですね。
裏返せば、常に誰かに必要とされたい…誰かがいないと生きていけないのかもしれません。
そりゃそうだ。
おそらく誰もが、誰かに必要とされたいよね。
それを糧にして生き抜いてきたアニータ。
とても強い人ですが、こと息子の事となると、必死感が段違い。
生の気持ちが動き、押し寄せてくるアニータでした。
奏乃はると(85期・研25)
クレメンティーノ・ブルーノ教授
医師/フェルディナンドの恩師
おじさま役が似合う。
本当に似合う。
色々なおじさんを演じて来られた、にわさん。
そのたび、異なる風合いを醸し出しています。
今回の教授は、穏やかでどっしり。
お茶目要素は控えめに、アカデミックな雰囲気優先。
でも、温かみはたっぷり。
声がまた、聴くだけで安心感が湧いてきます。
ホッとする存在感の組長さん。
御身大切になさって下さい。
愛すみれ(95期・研15)
ジーナ・ムッソリーニ
看護婦長
院長の愛人の模様
コメディ要素をほぼ封印。
ビシッとした看護婦長。
院長とのやり取りも、けっこう強気。
エトワールで美声を響かせました。
雪組のエトワール職人っぷりは健在。
久城あす(94期・研16)
ジョルダーノ・リナルディ
レントゲン技師
アニータの兄
フェルナンド和希の研究に力を貸すレントゲン技師。
レントゲン撮影が頻繁すぎる事を気遣いつつ、協力は惜しみません。
少しですが、歌の場面もありました。
あす君の歌声、深みが増しておりますよ。
★桜路 薫(95期・研15)
チェーザレ・サルディ
末期がんの入院患者
家業のピザ屋は息子に任せた
一幕で亡くなりますが、二幕ラストでも登場。
全編通して、重要な役割を担います。
告知や、患者とその家族の心理、医療費など多くの問題について考えさせられます。
治療に必要な高価な薬剤。
フェルディナンド和希は叫びます。
「生活保護を受ける人は無償なのに、真面目に保険料を払ってきたチェーザレさんが医療を受けられないなんておかしい」
日本の国民皆保険制度と、イタリアの医療では制度が異なるでしょうけど、わかりやすく日本の制度で話を進めてるんですね。
社会の矛盾をつきつける社会派ドラマでもあります。
また、チェーザレは死への恐怖から、一見するとセクハラのような行為を繰り返すように。
己の死期を悟るも、それを妻には言えない。
妻に心配をかけたくない。
孤独と死の恐怖にふるえ、誰かにすがりたい気持ち。
「そこまで受け止めねばならぬのか?」という看護側の疑問と葛藤。
これもまた根深い課題です。
終末医療に関する問いも投げかける本作のキーパーソンを演じていました。
余談になりますが。
センターブロック最前列の方がオペラグラスでずっと桜路くんを追いかけていました。
最前列だから、オペラなくてもよく見えると思いつつ。
桜路くんのこと大好きなんだな、と思いました。
私は舞台全体を観たくて今回オペラ使わずでしたが、何を見てるねん?って話ですね。
いえ、でもね?
「お客様がいてこそ、舞台は完成する」とあきらも、れいちゃんも、しぃ様も仰ってたし。
(いきなり花組の話にもっていくか?)
(あきら=瀬戸かずや)
(れいちゃん=柚香光)
(しぃ様=和海しょう)
杏野このみ(94期・研16)
ボーナ・サルディ
チェーザレの妻
闘病中の夫を献身的に支える
チェーザレの死後、「なぜガンだと教えてくれなかったのか」と泣き叫ぶボーナ。
その気持ち、すごくわかる。
余命僅かと知れば、それはそれでショックです。
…が、そうと知っていればしておきたかった事、伝えておきたかった事、一杯あったでしょう。
いつか来る別れまで、少しでも悔いを減らしておきたかったよね。
ボーナは確かに嘘を吐かれていました。
真実を伏せられていました。
でも、それは優しい嘘、ボーナやチェーザレを慮っての嘘。
その思いやりも分かるから、よけい辛いのでしょう。
最終的に受け容れ、感謝の域に達するボーナですが…葛藤の深さは如何ばかりかと思います。
劇中で、フェルナンド和希がモニカ華純に「赦すことは、愛するより難しい」と言います。
モニカと並び、ボーナは赦しの体現者なのでしょう。
桜路くんと並び、杏野さんの演技、沁みました。
★眞ノ宮るい(100期・研10)
ルカ・バルビエリ
看護士
縣千が休演中は、ランベルト医師を代演していた眞ノ宮くん。
お疲れ様でした。
イケメン看護士の眞ノ宮ルカ。
二幕開始直後、患者さん達に話しかける場面があります。
歌手アマーリアがやって来るので、みんなワクワクの場。
この時の、声の掛け方が頼もしいお兄さんちっく。
お世話しつつ距離感近めで、子ども達も懐いてる感じ。
家から離れてるこども達にとって、嬉しいでしょうね。
★白綺 華(107期・研3)
アマーリア
「天使の歌声」と称される歌手
綺麗な歌声でした。
滑舌も良く、台詞も聴きやすい。
今後、新公ヒロインを獲得できるのか?
それとも、有栖妃華のような歌姫枠に収まるのか?
まだ研3なので見守りましょう。
皆が「アマーリアが来るぞ、来るぞ」と楽しみにしてる場で、すでに最初から舞台奥にいて、歌い始める演出もいいなと。
妊娠した事を隠し、出産。
母となる事を選びます。
おそらくシングルマザー?
本作は、シングルマザーが多数登場します。
それは決して簡単な道ではないし、愛だけでは解決が難しい問題もあります。
女だけで子どもは出来ない。
父親は何してんねん?!と思ってしまいます。
あれもこれも、と掘り下げられないと思いますが…。
さて、本日9/3(日)は『双曲線上のカルテ』LIVE配信が16時からあります。
私は視聴する気満々。
一回観ただけだし、配信で見て気づく事も多いので。
本日もフェルディナンド和希先生とランベルト縣先生に診察して頂きます。
▽ 日曜も診察♡