2024年9月12日(木)星組『記憶にございません!』新人公演を観劇して参りました。
控えめに言って、充足感が高い新公でした。
宝塚新公も記録映像とっておくべし、ですよ。
全般的に素晴らしかったんですが、書き留めておきたい事から行きます。
★長の期(研7)の長の挨拶
綾音美蘭(104期・研7)のご挨拶。
芝居中は本役(舞空瞳)に寄せまくってた綾音さん。
綾音さん本来の落ち着いた発声と表情に戻りました。
印象的だった事は大きくふたつ。
「今回は宝塚で新人公演を上演できました」
そうなんですよね。
『1789』と『RRR』は、どちらも宝塚では上演ならず。
『1789』は宝塚の会期がほぼ上演中止のため、新公も中止に。
『RRR』は宙組生急死で労基の指導を受け、新公を東京のみに。
…東京一発勝負(しかも配信付き)のプレッシャーは大きかったはず。
宝塚ではゲネプロのように、思い切って演じられたのでは。
「本作は、雑賀ヒカル先生の新人公演演出デビュー作です」
「多くのアドバイスを下さった、新人公演演出担当の雑賀ヒカル先生」
上級生や観客やスタッフへの感謝を述べる挨拶は今迄も聴きました。
新公演出担当の演出助手へ、個人名を出しての感謝。
少なくとも私は初耳です。
それだけ信頼関係を築き、リスペクトしているのでしょう。
★主演挨拶
御剣海(104期・研7)のご挨拶。
綾音さんから紹介され、スッと前に出てきた御剣くん。
口を開き始めると、みるみるウルウル。
「すみません、泣くつもりじゃなかったんです」
感無量、珠城りょうなんですね。
込み上げてくる涙を素直に流す姿にキュン♡
「2公演ぶりに宝塚でも新人公演ができるようになって、本当に有難い」
宝塚大劇場でセンターに立つこと。
その重みと喜びに、さらにウルウル。
新公主演に抜擢され、本当にできるのか…と不安だったそう。
終った今、振り返らねばと思いつつ、緊張しすぎて考えられない。
「落ちついてから…もっと後から、考えて反省します」
緊張で一杯です、と繰り返す御剣くん。
たしかに、潤んだ目がふわふわしてる。
「明日の本公演も、精一杯がんばりま……あっ」
「明日は休演日です!」
「嘘を吐きました、すみません」
深々と謝罪会見する総理。
…って、作品とリンクさせてはるー!
すごいやんか、ちょいとお兄さん!
どこが緊張してるねんな?
「明後日の本公演も精一杯がんばります!」
もう本当にずっとウルウルしてて。
こんなに素直に涙を流す主演挨拶は久々のような。
THE 青春…!
これぞ、新人公演…!!
でもね、こんな泣いてはりますけどね、新公の芝居は堂々としたものでした。
つづく
∇おめでとうございます