こんにちは、青だんごむしです。
いつも当ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
先月から行われている南庭の外構について、本日5月21日に行われた地面の施工についてお伝えしていきます。
これまでの工事内容は、以下の記事でお伝えしています。
草刈りと地面の整地作業
テラス風カーポートの設置
地面に施工するものは透水性コンクリート「ドライテック」
最初に書いた記事でお伝えしているとおり、南庭の地面に敷くものを選んだ結果、透水性コンクリートを採用することにしました。
透水性コンクリートとは、名前のとおり水を透すコンクリートです。簡単にいうなら、砂利とコンクリートを混ぜたものです。
2021年にはとても話題になった舗装材の製品ですが、2024年になってからはあまり聞かなくなりましたね。
勾配がある場合で、普通の土間コンクリートは水を透さないので下に垂れていきますが、透水性は水分が下に染み込んでいくので、垂れることはまずありません。
透水性コンクリートは1種類だけではなくて、現在市場に流通しているものは主に3つの製品があります。
・ドライテック(フッコー社)
・オコシコン(長岡生コン社)
・オワコン(長岡生コン社)
※()はメーカー名
品質的なグレードは、ドライテック=オコシコン>オワコンと言う感じなので、私は施工金額の安価そうなオワコンを最初は希望していました。
しかし今回施工してもらうコンクリート会社さんに相談すると、「どの製品にも対応はできますが、施工費用は同じ金額でやっています」と言われたため、"それならドライテックが良いよね"ということでこの製品を選ぶことになりました。
ドライテックって確か、2020年にグッドデザイン賞を受賞されているみたいで凄いですね。
ちなみにオワコンは、土間コンとドライテックの中間くらいの強度だけど、見た目が良くないので雑草対策以外には選ばないほうが良いことを担当者さんから聞きました。
ドライテックの後継品に、オコシコンとオワコンがありますけど、ドライテックとオコシコンは施工内容が同じでほとんど同じ品質なんだそうです。というのも、ドライテック製品は、元々フッコー社と長岡生コン社が共同開発されたものなんです。
でも2022年に、色々問題があって長岡生コンクリート社がドライテックの取り扱いをやめて独自開発したオコシコンとオワコンを取り扱いするようになったのです。
つまり、現在はドライテックとオコシコン&オワコンではメーカーが違うので、もしこれから施工してほしい製品が既に決まっているとしたら、その製品に対応できる業者さんにお願いする必要があります。
なので・・・
今後、透水性コンクリートで「ドライテック」を予定しているなら、メーカーのフッコーさんに直接お問い合わせるか、Webで「ドライテック ブログ」と検索して引っかかった業者さんに相談してみてください。
今後、「オコシコン」と「オワコン」を希望されるのであれば、長岡生コンクリートさんの「生コンポータル」専用Webサイトからお問い合わせしてみましょう。
ドライテック施工の契約(2024.4.18)
さて、今回ドライテックを施工するにあたり、当家と同じ三重県北部地域にたまたまあったコンクリート会社の「イワノ工業」さんに依頼することにしました。三重県北部地域であれば、対応してもらえます。
(全国からお問い合わせを頂くそうで、他の地域であっても連絡すればイワノ工業さんから紹介してもらえます)
三重県内では、他に松阪地域で施工業者さんが1社あるようですが、なにしろ全国的に施工業者が少ないので、青だんごむしの地域に施工業者があってラッキーでした。
今回は外構業者さんを経由せずに、コンクリート会社さんと直接での契約なので、しっかりした契約書みたいなものはありませんでした。
コンクリートの施工にあたる免責事項の紙にサインする形式でした。
当たり前ですが、自分で適当に紙に目を通してサインするわけではなくて、担当者さんがご丁寧に1つ1つの項目を全て説明されてから施主側が納得してサインを行います。
説明時には、現物のサンプルを直接手にとって確認することができました。
砕石の大きさは約9mmだそうです。
実はドライテックの施工でも、業者によって砕石の大きさが違うみたいで、イワノ工業さんでは砕石9mmが使用されているようです。
全国的にみて9mmを使用している施工会社はあまりないとのことですが、これが良いのか良くないのか素人からすると分からない・・・。
しかしオワコンだと25mm前後になるそうなので、完成時の見た目がだいぶ違いそうですね。
庭コンに紹介されているコンクリート専門家の会社さんだけのことがあって、とても詳しくご説明していただきました。
※庭コンWebは長岡生コンクリートさんが運営しているサイトです
ドライテックの施工(施工前準備)
ドライテックの施工は、本日5月21日(火)に行われました。
4回前の天気予報では「曇りのち雨」でしたが、2日前には「晴れ」に変わっており、思わずガッツポーズしてしまいました。
今朝の様子ですが、2週間しか経っていないにも関わらず草が数箇所に生えていたので抜きました。
事前にいただいた注意事項用紙には、コンクリートの搬入時間が8時30分から15時30分までと記載されていたこともあり、職人さんは7時30分頃に当家に来てくれてました。
ミキサー車が来る1時間の間に、養生テープを貼って、棒で施工する高さの目印をつけていたりしていました。
カーポートのサポート柱を取り付ける受け皿の埋め込み位置を、水平器で測り調整し目印をつけています。
作業中に立水栓の箇所も受け皿に養生テープが貼られていたのですが、このまま施工されると将来立水栓の受け皿を外せなくなる恐れがあったので、ドライテックを施工した上に被せてもらうことにしてもらいました。
ドライテック本体は、ミキサー車で運ばれてきて一輪車に積んで施工場所まで運ばれるため、ルートを確保しておく必要があります。
今回は目地が途中にありますので、目地に直接乗り上げないように長い板で道を作られています。
ドライテックの施工前には、地面に水撒きが必要みたいです。
ドライテックの施工(施工)
当初は5cmの厚さで施工を行ってもらう予定でしたが、担当者さんが前日に現地調査されたときに、「実際の深さが7cmくらいあったとのことで、その厚さの量で手配しました」と、担当者さんから施工前に聞きまして7cmで施工することになりました。
ちょっと見積もり金額から上がってしまいましたが、安い業者さんに依頼した路盤なので致し方がないです。
また目地の部分で、「モルタル部分が斜めになっていることで、もしかしたらヒビ割れしてしまうかもしれない」という事を聞きました。
目地を押さえるモルタルは、斜めではなく垂直に施工してもらうほうが良いとのことで、当家の場合はもう手遅れですがこれから予定している方は気をつけてください。
8時30分過ぎにミキサー車がやってきました。
目地で4区切りにされていますが、まずは真ん中の1箇所から施工が始まりました。
施工人数は5人(運搬:2人、打設と整地:2人、降ろし作業:1人)で行われています。
転圧機で転圧しながら、建物側から道路側に向けて施工されています。
施工中の動画(30秒)※音が出ますのでご注意ください。
綺麗に出来ていますね。この時点で時刻は8時55分です。
時刻が9時30分の時点で、もう3区画目の施工が行われています。1区画あたり20分で施工できている感じですね。
1&2区画は後側から運び、3&4区画は手前側からドライテックを搬送しています。
3区画目の施工中動画(1分) ※音が出ますのでご注意ください。
本当であれば10時頃には完成する予定だったんですけど、地面が所々で深さが違うために準備したコンクリート量では足りなくて、コンクリート工場にミキサー車が戻って補充しにいかれてしまいました。
補充に少し時間が掛かりましたが、それでも10時30分にはここまで作業が進んでいました。
立水栓のところは、最初パイプを少し長くする方向で話をしていましたが、最終的にはこのような窪んだ形にしてパイプの繋ぎ施工をしなくても良いようにしてもらいました。
あと、サポート柱の受け皿の埋め込みですが、カナヅチで叩いて埋め込んでいました。
動画があるので、よかったらご覧ください。
本来はモルタルや土間コンで固めるのが一般的ですが、ドライテックの中に埋め込む方法は前代未聞ではないかと思います。あったとしても、少数のはずです。
受け皿を埋め込む作業動画(35秒)
ドライテックは土間コンとは違うので、コンクリートの強度の弱さから途中で受け皿が抜けるリスクがあります。
今後もし、受け皿が柱と一緒に抜けたときはまたその時に考えます。この方法を選んだのは自分なので、取れるトラブルが発生しても業者さんの責任にはしません。自己責任です。
毎度おなじみの、タイムプラス映像(26秒)もご興味があればご視聴ください。
ドライテックの施工(施工完了)
朝7時半から来てもらい、8時半から始まったドライテック施工ですが、11時には全ての作業が終了しました。
転圧作業ですが、最初の1区画と2区画だけ行われて、なぜか3区画と4区画が行われませんでした。
透水性コンクリートの施工では、転圧作業は「重要な作業」であると他のブログでは解説されていますが、私の推測ですとドライテックに使用している砕石が細かいほど内部が詰まっているので、転圧しなくても大丈夫なのではないかと思われます。
確かに、他社のドライテックを施工するブログを見ると分かりますが、砕石の大きさを見ると若干大きいような気もします。むしろ大きさがバラバラに見えたりもします。
砕石が大きいと、ドライテック内部の隙間が大きくなるので転圧を行う必要があるのかもしれませんね。
こちらは施工してから6時間が経過したドライテックの表面ですが、端のほうから乾いていて白っぽくなっているのがわかると思います。
42平米の施工費用は、当初のお見積もりで25万円くらいでしたが、前日の現地調査で深さが予定よりも深かったために発注量が増えてしまいました。
予想では35万くらいではと思っていますが、請求書が今週中に届くので今後どこかの記事でお伝えできたらと思います。
以上です。
最後まで長々と読んでいただき、ありがとうございました。