1984年にヘイガー、ショーン、アーロンソン、シュリーヴ(HSAS)の名義でリリースされた『Through the Fire 邦題:炎の饗宴』は、サミー・ヘイガとニール・ショーンによる即席バンドでライブ前に1か月ほどのリハをやって行われたライブ音源にオーバー・ダビングをしたアルバム。即席とは思えない完成度の高いアメリカン・ハード・ロックに仕上がっている。ニール・ショーンのギターは、ジャーニーではではできなかったようなハードなサウンドでかっこいい。ゴリゴリしたエッジの効いたベースもなかなか。特にシングル・カットされたプロコル・ハルムの「青い影」のカバーは、なかなかいい仕上がり。