2024 京王杯オータムH(予想と買い目) | 競馬解読教室

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 中山の開幕週を飾る高速マイル戦であり、勝ち時計が1分32秒台を切るケースもしばしば。2019年には1.30.3という超絶レコードが記録されたことは未だ記憶に新しい。そんな京成杯AHのデフォルトは、1.32.2(34.6=22.9=34.7:落差ー0.1秒)。このレースは前後半3Fの落差が小さく、ラップ傾向から言えば、短距離志向の強いマイル戦だと言っていいだろう。注目すべきポイントは、このレースは近年少し傾向が変わりつつあるということ。2012年以降、中山で行われた過去11回(※2014年は新潟開催)の結果を見ると、2012~2018年の7年間の京王杯AHにおける上り3F最速馬及び第二位だった馬の着順は、最速馬が{4・2・0・1}、第二位馬が{1・3・2・1}であり、ともに好走確率が非常に高かった。事実、以前の京王杯AHの予想のポイントは、「上り最速を使えそうな馬を探す!」ことにだったのだ。ところが、直近の5年(2019~2023年)を見ると、最速馬が{0・0・0・5}であり、第二位馬も{0・0・0・7}と結果が全く出ていない(最速馬は⑩、⑥、⑧、➉、④着。第二位馬は⑤、⑬、⑥、④、⑥、③、⑤着)。理由はわからないが、さすがにこの傾向が5年も続くと、もはや、これまでのように上り最速馬を探す=軸馬にする!というメソッドはもはや通用しないと思った方がいい。

 

 では直近の5年の結果からどういう馬を狙うべきかと言うと、答えは「逃げ馬を狙え!」ということになる。2019年は逃げたトロワゼトワル(4人気)が①着、2020年は逃げたスマイルカナが②着(3人気)、2021年は逃げたコントラチェックが②着(12人気)となっており、人気薄でも、逃げ馬が大活躍しているという点は見逃せない。2023年のグラニット(6人気)こそ⑥着に敗れているが、2022年は逃げたスタート直後に逃げたべレヌスを3角で交わして4角先頭に立ったミッキーブリランテ(12人気)が②着に善戦しており、やはり逃げ馬は要注意。過去5年、4角出口で先頭に立った馬の成績は{1・3・0・1}なのだ。理由は不明だが、2018年までの上り最速馬が好走していた京王杯AHと、2019年以降の逃げ馬が連続好走を続けている京王杯AHは別モノだと考えるべきだろう。

 

 昨日の紫苑Sの勝ち時計を見ても、今の中山は「超」のつく高速馬場。逃げ馬が好走する可能性はさらに大きくなったと言えるだろう。ゆえに、本命は◎オーキッドロマンスだ。武豊騎手を配してきたセルバーグもハナを切りたいのはやまやまだろうが、芝1200mでもハナを切れる同馬のスピードはセルバーグよりも

上。しかも枠順の並びを考えれば、ハナを切るのはこっちの方だ。未だ重賞勝ちはないが、前走パラダイスSではNHKマイルCでアスコリピチェーノと接戦の③着だったロジリオンに完勝(0.5秒差)しており、実力は証明済み。56キロのハンデはハンデキャッパーがこの馬の実力を認めている証拠。人気の盲点になっている3歳の実力馬はコレだ。相手筆頭は〇ディオだ。マイル戦なら崩れない安定株であり、今回も凡走は考えられない。先行馬有利な今の馬場も絶好だろう。勝てばサマーマイルチャンピオンに輝くだけに、陣営の本気度も高い。3番手が実力NO.1である▲アスコリピチェーノ。あの追切の動きをみると買いたくなるのが本音だが、55.5キロは・・・・。いくらなんでも、初の古馬相手にこの斤量は3歳牝馬には重すぎる。実力は認めても、この斤量では3番手の評価が精一杯だ。以下は押さえの評価になるが、△キャットファイト、△サンライズロナウド、△エエヤンまで。

(結果)

◎オーキッドロマンス

〇ディオ

▲アスコリピチェーノ (①着 1人気)

△キャットファイト

△サンライズロナウド (③着 3人気)

△エエヤン

 

 

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