国語の問題は二度と同じ問題は出ないので、算数と違ってそれほど気合を入れて復習しなくていい。
最初の頃はそう思っていました。
しかしその後、子どもの受験に伴走する中で中学受験国語について研究していくと、決してそんなことはないと思いました。
むしろ算数と同じようにしっかり復習する必要があると思います。
国語には解法は存在しないという見方もありますが、そうは思いません。
前回書きましたが、中学受験国語の問題に対する正解は一つに決まり、それを導くプロセスが明確に存在します。
解法を身に付けるには反復練習が有効だと考えます。
「どうしてその答えになるのか」
算数も国語も論理的に答えを導き出す科目ですので、答えに至るプロセスの検証が重要です。
答が合っていても、考え方が間違っていたら、形を変えて問われた場合、正解できなくなります。
丁寧に復習して理解を深めるのは、算数も国語も全く同じだと思いました。
漫然と問題を解くだけでは力は付かないと思います。
時々親が、子どもがどれくらい理解しているかをチェックするとわかります。
その方法は簡単で、考え方を子どもに説明してもらえばOK。
あやふやだったり、順序立てて説明できなければ理解が浅い証拠です。
たどたどしくても自分なりに説明できれば問題ないと思います。
子どもの受験に付き合って国語も算数も横で見てきましたが、この2つの科目は、全く異なる別の科目だとは思いませんでした。
国語ができれば算数ができるはずですし、算数ができれば国語ができるはずだというのが持論です。
どちらかが出来て、どちらかが出来ないということは本来あり得ないと思うのですが、あるとしたら興味の有無の問題ではないかと思います。