以前、中受算数の計算力について書いてきましたが、計算力は、とにかく繰り返すことにとって養われると思います。
出来るだけ毎日やることが重要。
そのため時間を決めて習慣化してしまうのが手っ取り早いです。
我が家では毎朝、起きてすぐにやるのが計算問題でした。
朝の時間帯は、暗記物よりも頭を使って考えるものが良いと言われます。
また、お腹がいっぱいのときよりも空いているときの方が勉強がはかどります。
子どもは大手S塾に通っていたので、毎月配布される「基礎力トレーニング」をやっていました。
毎日1ページ、10問を時間を計って解くタイプでした。
計算問題を解くときは、計算の工夫を考えながら取り組むようにしていました。
S塾の「基礎トレ」は、非常によくできていて、毎日これをやるだけで着実に実力がついていくというスグレモノ。
但し、問題冊子は市販されていないため、塾生以外は入手が難しいかもしれません。
市販されている中学入試レベルの算数の計算問題集はいろいろあります。
いくつかおすすめのものを挙げてみたいと思います。
◎中学入試 基礎ドリ 算数・計算問題 (文英堂)
基礎ドリ・シリーズの計算編。
覚える、確認する、時間内にやる、入試問題に挑戦という4ステップで構成されています。
中受初期(小4~小5前半)に使える問題集。
最初はヒントを見ながら穴埋めしながら基本的な解き方を覚える。
次に、基礎問題を通じて確認、3回目は時間をはかってやり、4回目は実際の入試問題にチャレンジします。
1つの単元で、6問+6問+15問+20問ずつ、計15単元。
計算の基礎から順を追ってステップアップしていけるようになっています。
問題をコピーして繰り返し解けるようになっているのもいいところです。
◎分野別 集中レッスン 算数 計算(文英堂)
同じ文英堂から出ている問題集。
中受中期(小4後期から小5前期)向け。
1日4-6ページのペースでやっていくと、2週間で総まとめ、完成できるというもの。
計算の工夫が身に付くように設計されています。
問題の解き方など解説もあり、基本的な項目から入試基礎レベルまでカバーされているところがいいです。
特に薄いところが良い!
薄い問題集は、子どものモチベーションを保ちやすいことと、途中で挫折しにくく、最後まで解き終わって達成感を味わえることがメリット。
これを1冊仕上げると、中学入試レベルの計算問題に必要な最低限のエッセンスが身に付くようになっていてGood!
計算に自信がない、あるいは苦手を感じている場合には以下。
◎中学入試算数のつまずきを基礎からしっかり(計算) (学研)
詳しく丁寧な説明が好感もてます。
次回に続きます。