子どもの中学受験に伴走したことから思うのは、日々の勉強を進める上で、予め立てた計画にもとづいて時間管理をして進めることの大切さです。
簡単なことだと思うかもしれません。
塾の宿題(課題)は決まっていて、それを次の授業までに一通りこなせばいいわけですから。
結局はその繰り返しになります。
でも、これがそう簡単じゃないです。
「思った通りに進まない」「そもそもやろうとしない」ということもあるし、「形だけやっているが、身に付いていない」ということもありました。
やればすぐに終わることもありますが、嫌いな科目はいくら時間をかけても少ししか進まないこともありました。
時間が読めないので、計画が立てにくい。
そもそもスケジュールを立てるためには、目標がなければなりません。
このテキストやプリントを何ページやる、という日々の目標は立てやすいかもしれませんが、それだけでは足りないと思います。
例えば、次の月例テストや模試で科目別にそれぞれ何点をとる、など具体的な目標を立てる。
我が家では偏差値ではなく点数を目標としていました。
偏差値は他の子と比べた相対評価になりますから、本人の努力以外の部分が大きく目標にしにくいと感じました。
もちろん、全体の中での立ち位置を確認するため偏差値はとても有用ですが…。
点数を目標とすれば、正答率の高い基礎的な問題と応用力が試される問題に分けて対策を考えることができます。
そして絶対にこれだけはやるというものを考えてそこから手を付ける。
経験上、予定どおりに進まない可能性を最初から織り込んでおくほうがよいと思います。
順番的には、確実に終われるもの、漢字や計算などシンプルなもの、得意なものから先にやるようにしました。
時間がかかるものから先にやってしまうとそれだけで時間を食ってしまい、他のものが全く手が付けられなくなる可能性もありますから…。
子どもは将来のことや先を読むことが苦手でしたので、ある程度親がこれから起こることを予想しないといけなかったのと、子どもの状況を見ながら調整することが割と大事だったかなと思います。