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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、人生に対する勇気を失った子どもたちは、疑り深い態度や絶望の態度を示すようになります。
こうした子どもたちは、決断から逃げようと必死で奮闘している、と言えるでしょう。
例えば、仕事で言うならば、まるで違う仕事を転々とする、仕事に就きたがらない、理想がない、思い切って行動しない、犯罪の傾向がある、といった様子が頻繁に見られます。
ところで、成長の過程で、子どもが選んできたなりたい職業を比べてみることは、とても役に立ちます。
まとめて見ることで、行動がどのようなラインをたどっているか、社会への関心や勇気がどのくらいあるかが分かるからです。
たとえひどく奇妙な選択をしたとしても、それを見過ごしてはいけません。
奇妙な選択は、現実からの要求に対して子どもが身につけようとしている態度を比喩の形で伝えているのです。
例えば、将来なにになりたいか、と聞かれて、「馬」と答えた少年がいたそうです。
その少年は、馬の動きと速さをいつも真似しようとしていました。
赤ん坊の頃、心内膜炎にかかり、長い間ベッドで大人しくさせられていたという経験をしていました。
その後、少年は、職業の選択をより現実的に表現し、自動車のエンジニアになりたいと語ったそうです。
また、他にも、馬になるというシンボルを使って、自分の野心を表現した少年がいたそうです。
この少年に馬になりたい理由を聞くと、
「お父さんが病気で、ぼくが一番年上だから、家族を支えないといけない」
と答えました。
最初の少年が動きに関心があったのは、病気で制限されたことで特有の劣等感を身につけたからでしょう。
次の少年では、馬のイメージの使い方が完全に異なっています。
少年は、どうすればうまく父親と代わり、父親を超えられるかを考えていました。
当時の馬は、荷を運ぶための道具であったことから、少年にとっての馬は、重荷を背負う自分の将来のシンボルであったわけです。
この続きは、次回に書きます。
【参考文献】
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