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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、脳科学の視点から言えば、私たちは誰もが、何かに執着しながら生きている、と言えます。
例えば、過去の辛い思い出を引きずっている人とか、忙しいのについついスマホを眺めている人など、執着の内容は人によってさまざまです。
脳の仕組み上、人に執着があるのは当然のことらしく、まったくゼロにすることはできないらしいのです。
ただ、コントロールすることはできます。
一口に執着と言っても、その中には、
「良い執着」と
「悪い執着」
があります。
肝心なことは、良い執着を増やすことなのです。
良い執着の例としては、例えば、海外で働くという夢を実現するために、英語の勉強に没頭することなどが挙げられるでしょう。
一方で、悪い執着のよくある例としては、他人の基準に依存することです。
例えば、
「お金を持っている人はすごい」
といった他人の価値基準に翻弄され、それを追い求めて執着するケースは実に多いものです。
ただこの場合には、他人の価値基準に引きずられていることに気づくことが、良い執着を選択し直すきっかけになります。
また、脳や身体に大きな負担をかける執着も、悪い執着の代表例です。
「睡眠を削って努力することが偉い」とか
「ついつい夜中にカップラーメンを食べてしまう」
といったものです。
では、良い執着と悪い執着を持つ人の違いとは何なのでしょうか。
基本的に、良い執着を持っている人は、自分に自信がある人だと言えるでしょう。
自分に自信があるために、自分の能力を高めることに執着することができるのです。
その結果、自らの能力をどんどんと高めていくことにできるわけです。
これに対して、悪い執着を持っている人は、自分に自信のない人だと言えるでしょう。
自分に自信がないために、自分の目の前の課題を克服する邪魔をするようなことに執着するようになるのです。
先の例で言えば、忙しいのについついスマホを見てしまう、というような場合です。
あるいは、過去の思い出に執着するあまり前に進めない、という場合も当てはまるでしょう。
そうして、このようなことに執着することによって、自分がやるべきことができないことの言い訳にしているのです。
自分が何に執着しているのか、そのことに気づくことができれば、自分は前に進もうとしているのか、それともその場でとどまろうとしているのか、あるいは後戻りしようとしているのか、そのことに気づくことができるのです。
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