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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、最近、
「自己肯定感」
という言葉をよく耳にするようになりました。
「自己肯定感が高い」とか、
「自己肯定感が低い」
というような使われ方をするのですが、この自己肯定感、どういう意味かと言いますと、ある人は、
「ありのままの自分でOK」
「自分の存在そのものに価値がある」
と感じられること、だと解説されています。
また、ある人は、
「自分の存在そのものを認める感覚で、自分を尊重し、自己価値を感じる心の状態」
だと説明されています。
端的に言えば、
「ありのままの自分を肯定する感覚のこと」
と言えるのかも知れません。
そして、自己肯定感が高い人は、他者と比較をするのでなく主体性を持って行動できたり、物事を肯定的に捉えることができたりするため、思考や行動が前向きで、ミスや失敗をきちんと受け止めて次にチャレンジをしていくことができる、と言われます。
反対に、自己肯定感の低い人は、同じ経験をした時に、ものごとを悪い方向に考えやすく、ミスや失敗をしたときなどメンタルへのダメージも大きくなる傾向にある、と言われます。
また、相手の意見や評価に左右されるので、選択や決断をするときも相手にどう思われるかと考えてしまうため、言いたいことや、やりたいことを我慢することでのフラストレーションが溜まりやすいところがある、とも言われます。
この自己肯定感をアドラー的に言えば、「自己評価」、つまり自分のことをどのように評価しているか、ということになるでしょうか。
自己評価の高い人は、自分自身のことをありのまま受け入れることができますが、自己評価の低い人は、ありのままの自分を受け入れることができません。
そういう点も共通しているかもしれません。
あるいは、自己肯定感の高い人や自己評価の高い人は、自分のことばかりではなく、他人のことも大切にすることができます。
しかし、自己肯定感の低い人や自己評価の低い人は、他人に関心がなく、自分のことばかりを考えるようになります。
何れにしても、自己肯定感も自己評価も、それをいかに高めるか、ということが大事になってくるようです。
そのためには、まず自分の良いところを見つけていくことから始めるのが必要かもしれません。
ポジティブ心理学の研究では、自分の強みを知ることで、幸福度が9.5倍になり、それを使うと19倍にアップするという研究データがあるそうです。
自分の悪いところばかりに注目してダメ出しをするのではなく、自分の良いところに注目してよい出しをしていく。
そうして、自分を勇気づけていくことが大切なのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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