「これは本当の自分じゃない」という言い訳をする人たち | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、世の中には、自分のことを

 

これは本当の自分じゃない

 

と語る人たちがいます。

 

そのように言っては、今の自分を一生懸命否定しようとします。

 

そうして、当てのない自分探しの旅に出ます。

 

ただ、自分探しの旅を始めるには、一旦立ち止まる必要があります。

 

そのために、仕事を辞める人もいるかもしれません。

 

では、その間の生活費はどうするのか、と問えば、親に頼ると答えるかもしれません。

 

しかし、それでは、本末転倒です。

 

中には、本当に旅に出る人がいるかもしれません。

 

そうして、旅先で本当の自分に出会えたと思うかもしれません。

 

しかし、日常に戻ってしまえば、元の自分に戻ってしまうでしょう。

 

なぜなら、旅先の自分は、ただ単に非日常の自分に遭遇しただけだからです。

 

また、

 

俺はまだ本気を出していないだけ

 

とうそぶく人たちもいます。

 

このような人たちは、仕事での自分の実力は、まだまだこんなものではない、ということが言いたいのでしょう。

 

あるいは、仕事がうまく行っていないのは、自分が本気を出していないだけだ、と言いたいのでしょう。

 

ただ、本気を出していないと言うためには、自分の本気を知っている必要があります。

 

しかし、彼らは、本気を出していない以上、自分の本気を知らないはずです。

 

それゆえ、本気を出していないとは言えないのです。

 

以上のように、

 

これは本当の自分じゃない

 

と言うのも、また、

 

俺はまだ本気を出していないだけ

 

と言うのも、結局は、現状の自分に対して言い訳をしているに過ぎません。

 

本当の自分を探したところで、そんなものは見つからないでしょう。

 

なぜなら、そこにいる本人こそが本当の自分だからです。

 

ただ、そのことを意識的に認めようとしていないだけのことなのです。

 

何れにしても、これらのセリフは、ものごとをやらないための言い訳なのです。

 

彼らは、自分に対して自信がないがゆえに、ものごとを避けようとしているのです。

 

しかし、そのことが周囲にバレると、自分の価値が下がってしまうと思い込んでいます。

 

そこで、このような言い訳をすることによって、ものごとを避けている自分を擁護しようとしているのです。

 

従って、もしも自分というものを真摯に知りたいと思うのなら、ものごとに真剣に取り組んでみることです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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